あの頃の自分へ(最初から)
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やがて秋になりました。
偏差値は、50くらいで停滞していました。
オレの学力も伸びているハズですが、他の人の学力も伸びているのです。
特に、夏を超えると、現役(高校生)の怒涛の追い上げが始まる訳です。
今年も推薦入試を受けるか迷いましたが、2、3校受けることにしました。
本番の一般入試を受ける前に、滑り止めの大学に受かっておき、安心したかったのが一番の理由です。
どこでもいいから、合格が欲しかったのです。
推薦入試を受けるには、母校に行き、書類をもらわなければなりません。
岡野君と、高校に行き、当時の担任に書類をもらいました。
担任は、今年は大学入試の担任ではないせいか、全く力が入っていませんでした。
その担任は、二浪した過去があります。
そのせいか、現役の浪人生を前にして、かつての自分を思い出すのか、ゆるーく、我々との会話を楽しんでいる感じでした。
その時、担任が、静岡産業大の話をしてきました。
「昨年の君らの代はねぇ〜。静岡産業大を推薦入試で受けて、悉く不合格だったんよぉ〜〜〜。
他の高校の生徒も、ものすごく落とされたらしい。
だから、県内の高校は、静岡産業大からソッポを向いて、推薦入試を受けようとしないんだよ〜〜。
そこで、静岡産業大は、焦っててさあ。
県内の高校から受験してきたら取るって言って来てるからさぁ〜〜〜。
受けてぇ〜〜〜・・・みない?」
かつての担任は、ひどく間伸びした口調で、オレに静岡産業大の推薦入試勧めてきました。
オレの大学入試の目的は、様々ありますが、その内の1つに、家を出たいという目的があります。
静岡産業大に入学してしまっては、家から通うことになり、目的が達成できません。
しかし、担任がチャンスと言っているし、何より、合格が欲しかったのです。
兄が静岡産業大に通っているし、兄に頼んで、入試の申込書をもらって来てもらいました。
静岡産業大受験。
この選択が運命を決めることになります。
つづく
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