過日 - unforgettable days - -7ページ目

過日 - unforgettable days -

詩集を作ってみようと思って、書きためた詩を詰め込んでます/編集中なので、いきなり消えたり大量にupしたりします/!無断転載禁止!

 



時速百二十キロで飛び去るパノラマは
僕らをゴールへと近づける
だけど 僕らは気づかないふりで
またね、と言って手を振った

 

飛び石を渡るように
危うげな足元
渡り廊下の向こうから
誰かが呼んでいる


振り返ることなど
知らなかったあの頃


迫り来る夕暮れの刻
歌声は霧散していく
約束の場所には
まだ届かないけれど
あの日羽ばたいた強さを
今でも信じてる

 



立ち上る蜃気楼に心躍らせ
遥か地平の雲にさえ
今なら手が届く気がした


流れる季節の早さを知らず
思い返す笑顔の儚さを知らず
ただ 君の横顔を見ていた

 



揺らめく黒髪に薫風の輝き
白い首筋に青春の翳り
肌を刺す日差しは変わらず
声援は旗を靡かせる


言えなかったのはたった一言
握り締めた砂に
吸い込まれた涙も
過ぎていく夏の陰に身を潜めた

 



あの雲の往く末を
僕は知らない
風の生まれる場所も
なぜ 雨雲が
灰色に染まりゆくのかも
誰か教えて
入道雲は消えてしまうの
走り去るつむじ風を
手に入れることはかなわないの