ホメオパスの、レメディーの選び方
飼い猫でないミーちゃんは、相変わらず車に乗って遊んでいます。私の車は雨漏りがするほどボロボロなので気になりませんが、家人のそれは新しいので、ボンネットに乗ってるニャロメを見た家人はサザエさんよろしく追いかけています。車を見るとよじ登らずにはいられないミーちゃん。「思わずしてしまう」に表れるあなたの状態気付いたら爪を噛んでいた・・という人はいませんか?考え事をすると、無意識に爪を噛んでいた・・。人がとっているありとあらゆる行動、また、人の心身に起こる症状が「え??こんな事まで?」載っているのがこの辞典。レパートリーといいます。これは、ホメオパシーでレメディーを選ぶ際に参考にする辞典です。セルフケア本には、個々のレメディーの解説をしているものは多いのですが、症状から逆引きしていくレパートリーのページは付録程度にしか載っていません。あれはこのように膨大な人間の生態の記録から、代表的なレメディーをほんのちょっとだけ抜粋したものなんです。先の「爪噛み」で探してみると、69個のレメディー候補。セルフケアになじみのあるレメディーを挙げてみると、アコナイトカルカーブライコポディウムネイチュミア・・・などがあります。あ!じゃあネイチュミアとってみようかな!・・・という選び方はしませんよ。ホメオパスは、候補のレメディーを見ながら「思わず爪を噛んでいるその方の状態」を思い描きます。爪を噛む動作は、何かの代償行為であることが多いでしょうが「何の」代償なのか。恐さ?安心できる環境が崩れる不安?評価してもらえない不満?悔しさ?寂しさ?・・・あるいは、純粋にその感覚を楽しんでいる場合もあるでしょう。ホメオパスは、挙がっているレメディー候補から考えるヒントをもらうのです。そして「爪噛み」からだけでなく、話し方から感じられること。例えば、どこか自信なさそうだ、とか。チラリと上司の話が入る、とか。・・・そんな「雰囲気」から、その人の状態を推察していき・・・「胃がキリキリする」症状もあれば、そこに挙がっているまた沢山のレメディー候補を読んでその方の状態を想像します。身体症状は、無意識の感情表現かもしれないからです。だから、コンサルテーションではいろんな事を伺います。特に、あなたにいま出ている症状、感情、おもわずしてしまう事・・・。すべて「あなたという人」を表しているから。そうやって、レパートリーのどの項目にも出てくるレメディーを残していき、あなたの状態に一番似ているレメディーを選びだします。止められない人工知能の進化。レパートリーにも、本ではなくコンピューターがあります。私も持っていますが、じゃあ症状を全てカバーするレメディーが一番近いレメディーなのかというと、そうではないのが面白いところ。レパートリーに挙がっているのは、所詮「誰かに起こった事」だからです。その客観性ももちろん必要ですが。客観性と、あなたの状態を感じ取る力の統合力を求められるのがホメオパスの仕事。「胃痙攣」診断に付いてくるお薬と、「思わず爪噛みをしている」胃が痛いあなたに選ばれるレメディーにはこのような違いがあります。