少年隊(1988)
作詞・作曲:飛鳥涼
編曲:矢賀部竜成
ストリング・アレンジ:服部克久
35周年ベストにも入ってたのでレビューは2回目。今回は3曲入り「ふたり」のシングルから。
数か月ぶりで聴いた印象・・壮大で切なくてやっぱり素敵な良い曲。「どうしてそんなふうに 自分を辛くするの」
「僕にだって過去なら 一つや二つあるさ」
ところどころ印象に残る歌詞を魅力的な少年隊が歌ってくれるという、ステージの「君」をぼーっと見つめていたら感動的だろう。
久々に動画も視聴。バラードなので、激しいダンスはないがニッキの伸びやかなボーカルと脂ののった垂れ眉の切ない顔にニッキってやっぱりこの時代魅力があふれていてたまらないよなと感じたのと同時に、やっぱりニッキって変な人だなと思ってしまった。
数か月前はニッキを知っていく作業が楽しくて夢中で熱病のようだったがそれが落ち着いてきた。
3人で踊っていてもニッキしか目に入らなかったのに今やかっちゃんやヒガシのほうがアイドル・ポップスターとしてふさわしい王道だなと感じるようになってしまった。熱病のような気持ちは抱かないもののヒガシとかっちゃんって、好ましく正しいアイドルスターでありながら実力もさりげなく身に着けている。何がうまいかというと、スキャンダルを字面にするとけっこう「え・・・」ってことをやっているのにこの二人はやっぱり正しくアイドルスターのラインで安定感がある。
ニッキって、すべてにおいてとっちらかっているというか不安定なのだ。
この不安定さっていうのは雰囲気のことであって、芸が不安定なわけではく芸はダントツで高いレベルを保っているのだが演者として、個人として波があるというのかいつも雰囲気が違ったりするのがいい意味でいうと不思議な魅力なのだがじつに不安定な感じもするのだ。
夢中な時はニッキのすべてを理解して知りたいという気持ちが強かったのだが、ふと、そういう解釈をすることに何の意味があるのだろうと我に返ってしまった。それにそれらの題材はすべて遠い過去。結局素敵な「少年隊」とは過去の中にしか存在しない。
ヒガシもかっちゃんもニッキも、すごいポップスターだったけれど今はキャリアのあるおじさん芸能人のひとり、そういうことだ。つまり別物である。好感は持っているけど、夢中になるわけではないということかな。