杏里(1984)
編曲は角松敏生。
I CAN’T EVER CHANGE YOUR LOVE FOR ME
作詞・作曲:角松敏生
別れの予感を感じつつも今はこのままいたいそう願いつつも潮時だなとも感じて最後にそっと別れを決意するという物語
歌詞が秀逸、流れを抜粋すると
「たとえ二人は今日かぎりとあなたに告げられてもいい
ただいつもと同じに会いたい」
「できることならあの信号がこのまま青にならないで」
「鏡の前でいつも通り髪をとかして」
「あなただけの私にそっとさよなら」
このまま素敵なMVが撮れそう
小学生頃想像してたドラマになりそうな素敵な大人の恋愛模様。
すごく情景が浮かぶけれど、こういうのって何歳設定なのかな。恋愛に夢中になる暇のある大学生くらいならこのヒロインになりきるくらいに多感かもしれないけど、「そっとさよなら」の決意を固めるには子供すぎる。20代後半から30代くらいの世界観かな。恋愛に夢中なんだけれども決意を固めて謙虚にそっとさよなら・・・いやもう30歳近くなってきたらそんな頭の中お花畑に酔いしれるほど暇じゃないだろう。
それよりも年齢を重ねるとこんなに酔いしれるのは韓ドラスターとの妄想くらいしか設定しにくい。
やはりこれは自分が小学生に戻って、勝手に大人の仮想世界を思い描いてしっとり楽しむのが正解かもしれない。多分当時はそういう世界がどこかにあった、と想像しながら。
なんとなく「このまま青にならないで」と「そっとさよなら」これを両立するのが現実的には成立しにくいなと感じる。そんな成熟した素敵なレディを夢中にさせるだけの素敵な男性がこの場面には欠かせない。
SILLY CITY GIRL
作詞・作曲:角松敏生
明るく浮かれた曲調で歌いたくなる曲。好き。
歌詞の世界は上で失恋してちょっとだけやぶれかぶれになった子への応援歌的な。竹内まりやのプラスティックラブと共通するような失恋後の女性をつづった歌だけどこちらのほう主人公や応援のほうがキュートでカラっとしてる。竹内まりやのプラスチックに出てくる女は実はプライドの高さが見え隠れする。こちらはそういうところはなく、キュート。応援歌的な視点も説教くさくない。
杏里の歌の都会的な洗練された感じってのがこのいろんな気持ちをかみしめ、受け止め、凛として気持ちを切り替える精神的に成熟した大人感、にあると思う。読後感が良い。きれいごとなわけでもじめじめでもなく、受け止め、消化し、大人として、日常に戻る。そういう素敵な感じ。
杏里好きだな。かっこいい!