
せれの周りにはたくさんの大人。
いろんな大人から可愛がってもらえたし、色んな話を聞かされた。
ふと気がついたが、
本当の親族もたくさん居たのだが、
全く血縁関係のないおじちゃんおばちゃんまるきり親戚の多かったこと











偏にそれは親の築いた素晴らしい人間関係なのだけど、今思うと改めて凄いなぁとも





海を渡りまるきり娘の如く扱ってくれたアメリカ人のおじちゃんと日本人のおばちゃん。
子供の頃お腹空いたらいつでも来て食べなさいと言ってくれたレストランのマスターとママ。
お嬢と呼んで色んなことを教えてくれてた職人さんたち。
戦争から帰ってイデオロギーの崩壊や、世界の変換を話したおじいちゃん社長さんたち。
銀座や赤坂、六本木や歌舞伎町のママさんたち。
皆、本当の親戚と大分大きくなるまで思ってたほど可愛がってくれてたので、
血の繋がりより、人の繋がり、
ひいては出会ってどれほどにその人と関わって行きたいかなのかも知れない。
そんなことをすっかりと秋らしくなった夜にふと思った。