私たちが天使に会うには二通り、

強く求め、
こちらに呼ぶことと、

天使たちから私たちにメッセージがあり傍へ降りるとき。

どちらにせよ、
傍にある時には特殊な周波数を発するので気がつく。

最近、とある場所に差し掛かるとそれが聞こえてきて、

あ、と気づいた。

そこは緑深い花園でも、光溢れる窓辺でもなく、



誰も使わないような薄暗い裏階段!Σ( ̄□ ̄;)

でも何故だか納得できた。
ここはあの場所に似ている。
区の図書館の書庫。
昭和60年代にはまだ心理学の本の書庫になど人は降りてこなかった。

書庫は薄暗く、古い紙とインクのにおいに満ちていた。
本の棚を降りる螺旋階段。
密やかな他者の気配も遠く、退屈をすることもない空間。
安全な居場所。

なので最近は好んでここを通り、
同時に天使たちに話し掛ける。