得意なジャンルのイラスト制作は楽しいものですが、売り上げを伸ばすためには、どうしても苦手な分野や新しいジャンルにも挑戦する必要が出てきますよね。

 

「なかなか筆が進まない…」「どんなイラストを描けば売れるんだろう…」

そんな風に感じてモチベーションが下がってしまうこともあるかもしれません。

今回は、得意な分野を活かしつつ、苦手な分野にも前向きに取り組み、モチベーションを維持しながら売り上げアップを目指すための4つのヒントをご紹介します。
 

1. 得意分野を「深掘り」して強みに変える

まずは、あなたが最も得意とするジャンルのイラストを徹底的に深掘りしてみましょう。モチーフとなるものをよく理解していることが強みになります。

  • 更なるクオリティ向上:
    細部を忠実に描き、他のイラストレーターの追随を許さないレベルを目指しましょう。
  • 関連キーワードの徹底的な洗い出し:
    検索されやすいキーワード、業界関係者が使うワードなど、タグ付けに活かしましょう。
  • シリーズ展開:
    同じテーマでバリエーションを制作し、まとめて購入してもらえるように工夫しましょう。
  • ターゲット層の明確化:
    どんな人があなたのイラストを求めているのかを具体的にイメージして活かしましょう。

得意分野で確固たる実績を作ることは、自信に繋がり、他のジャンルに挑戦する際の土台となります。

 

2. 苦手分野への「小さな一歩」を踏み出す

苦手なジャンルへの挑戦は、誰でも気が重いものですが、まずは、小さな一歩から始めてみましょう。

  • 参考作品のリサーチ:
    売れているイラストレーターの作品を分析し、構図や配色、表現方法などを参考にしてみましょう。トライできそうなものから始めましょう。
  • 簡単なモチーフから挑戦:
    複雑なイラストではなく、比較的描きやすいモチーフから始めてみましょう。
  • 得意分野との組み合わせ:
    得意な表現方法を活かしながら、苦手なジャンルの要素を取り入れてみましょう。
  • 短時間での制作: 
    心理的な負担を減らすため、最初から完璧を目指さず、短時間で完成させることを目標にしてみましょう。

少しずつでも成功体験を積み重ねることで、「意外とできるかも?」という気持ちが芽生え、苦手意識が薄れていくはずです。
 

 

3. 「売れるイラスト」の視点を取り入れる

ストックイラストは、自分の描きたいものだけではなく、「売れるもの」を意識することも重要です。

  • トレンドのリサーチ:
    ストックサイトの人気ランキングや需要の高いキーワードをチェックしましょう。
  • 市場調査:
    どんなイラストが求められているのか、競合のイラストレーターの作品を分析してみましょう。
  • クライアントの視点:
    どんな用途でイラストが使われるのかを想像し、汎用性の高いイラスト制作を心がけましょう。
  • リクエスト機能の活用:
    ストックサイトのリクエスト機能をチェックし、ニーズに合ったイラスト制作に挑戦してみましょう。

市場のニーズを理解することは、モチベーションを維持し、具体的な成果に繋げるための重要な要素です。

 

4. 制作プロセスに「変化」を取り入れる

同じ作業の繰り返しは、マンネリ化を招き、モチベーション低下の原因になります。

  • 新しいツールや技法に挑戦:
    普段使わないブラシやソフトを試してみたり、新しい塗り方に挑戦してみましょう。
  • 制作場所を変えてみる:
    自宅以外のカフェやコワーキングスペースなどで作業してみるのも気分転換になります。
  • インプットの方法を変える:
    写真集や映画、音楽など、普段とは違うジャンルのものからインスピレーションを得てみましょう。
  • 他のクリエイターとの交流:
    勉強会やオンラインコミュニティに参加し、刺激を受けたり、情報交換をしたりしましょう。

新しい刺激を取り入れることで、新鮮な気持ちでイラスト制作に取り組むことができます。
 

まとめ

ストックイラストレーターとして活動していく中で、得意な分野を伸ばしつつ、苦手な分野にも積極的に挑戦していくことは、売り上げアップと自身の成長に繋がります。

今回ご紹介した5つのヒントを参考に、ぜひあなたのモチベーションを高く保ちながら、更なる活躍を目指しましょう。