感光剤とサーマルフィルム | たか坊のブログ

たか坊のブログ

スクリーン印刷の資材・機械を販売している商社を経営しています。

日々の日報を兼ねた記事をUPしています。

とうとう雪の季節がやって参りました。毎年の事ですが、冬本番になりまでは、やっぱり寒いです(笑)

これで、雪が積もってしまえば寒くなくなるんですがガーン



本日のお題「感光乳剤 」についてですが、世の中には感光剤 はたくさんの種類があります。
そして最近は、サーマルフィルム を使用したダイレクト製版機が次第に普及してきていますが、やはりメリット・デメリットがあります。

ダイレクト製版のメリットは

・暗室などや洗浄スペースなどが不要。
・データから版ができるまで短時間
・プリント1発なのでだれでも簡単

などですが、デメリットもあります。

・膜圧少ない
・耐久性が弱い
・コストが割高
・(一般的に)版のテンションが弱い

感光剤のメリット・デメリットはこのほぼ裏返しになります。

感光剤を使う場合、露光機の紫外線照射量・距離などによって、露光時間が違ってしまうので、
「機械や材料を揃えました。はい、簡単にできました」とはならないのが普通です。
少なくとも、露光タイムを調整する為に「ステップ露光」で試してみなければなりません。

要は根気ですガーン

っと言うか、一度設定値を探してしまえば、以後は「ほぼ」同じ条件で露光はできるようになるので、コーティングや洗浄等々に時間をかけても、コストが少ないかどうかの判断になります。


弊社へ頂くご相談で多いのが、

・どの乳剤が一番良いですか?

ガーンこれは、これまで上手くいかなかったので、間違った乳剤を使用していたのでは無いでしょうか?という事なのですが、多くはコーティングや露光の条件を上手く探せなかったか、販売店から全く違う物を勧められていた場合ですガーン

時には「そんな高い乳剤を購入しなくとも」って場合も多々あったりしましたガーン

そして最近多いのが

「●●の露光機のランプを扱っていませんか?」

という件。

海外製の露光機を購入したのは良いけれど、ランプが切れてしまったので購入したお店に問い合わせたら、価格がばかに高くガーンおまけに納期が未定と言われましたとの事でガーン

なんとかして差し上げたいのは山々なのですがガーンこればっかりは純正品を使った方が宜しいです。

600mm長のランプならまだしも、ご相談頂く多くは900mm長のランプだったりして。
日本製品で900mm長さの紫外線ランプは「ほぼ」見つかりませんガーン


最後に、笑えるようで笑えない話ガーン

「プラスチゾルインクを洗浄する際にアセトンを使えと言われて、そうしたら版が壊れるんですけど」

というご質問。

あたりまえですプンプン
逆に言えば、どうしても再生できそうも無い完感光剤でも、アセトンを使えば落とせるくらいです。
ちなみにアセトンは、換気の良い場所で使用しないと「アセトン病」にもなりかねない物なので、極力使用は避けた方が良いと思います。
アセトンを使うくらいだったら灯油で洗浄しましょうガーン


スタンスのホームページ

ショッピング(Web-Stance)のページ