

今日はいきなり本題から入ってみました。
エマルジョンコーター。別名ステンレスバケットですが、何故ステンレス製かと言うと、エマルジョン(感光乳剤)による腐食が少ないから。
そして、硬い材質なので変形が少ないからです

ただし、このエマルジョンコーターを既製品で探すと当然の事の様に5cm刻みでしか無かったりします。
小さいのは3cmとか5cmとか6cmなど有るんですが。
で、問題は次の写真です。

これは、メーカー既製品の上に、弊社特注のコーターを裏返ししてかぶせたものですが、拡大して見てみると良く解りますが、僅かに見えている下のコーターのステンレスが、僅かに湾曲しています

この部分、感光乳剤を塗布する際に、直接スクリーンメッシュに接する部分です。
まんなかが膨らんでいるという事は、その部分はより強くスクリーンメッシュが押される。
はい。
スクリーンメッシュの中央付近になれななるほど、塗布されている量、すなわち乳剤膜厚が薄くなってしまう

結果、インクの膜厚も薄くなる。そして色の濃淡ができる

これは、粘度の低いインクを使って、よりべた面積が大きい柄を印刷した際には影響が出てきますね

これはお客様から、特注で作ってほしいと言われてから気づいた事です

また一つ勉強になりました。