インクの価格 - インクの良し悪し - | たか坊のブログ

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間を開けるとだらけてしまうので、サクサク進めていかないといけませんねガーン

では、前回の目次に沿って、第一弾は「インクの価格」の比較です。


実際の価格については、メーカーや販売店によってばらつきがありますので、皆様の方で比較してみてくださいガーン

で、ざっくりとお話しすると、

インクの単価は相対的に申し上げて、水性バインダーの方がプラスチゾルインクより安いのが現状です。

ただし

ただ~しっ!

前回にも書きましたように、水性バインダーの味方をすると、上記のように言えますがガーン
もっと細かく比べてみると、そうたいして変わりませんガーンガーン


と、言うのも。まず

水性バインダーは劣化しやすいため、一度作った色は原則その場限りで使い切らなければいけません。容器に密閉して保管すればなんともないよとおっしゃる方もいらっしゃいますし、そこはお客様の経験上の判断でお任せしますが、保存するのも期間限定ですガーンと、言う事は、捨てるインクが発生しやすい。という事になります。

一方、プラスチゾルインクは「永久に保存可能です」・・・・・などと言うのは本当は嘘なので、こんな事言う営業マンを信じてはいけませんガーン
形あるもの、いつかは滅びる・・・・ではないですが、プラスチゾルインクも劣化します。まずは、インクの容器の上部に水の様な液体がたまりだします。
これ、可塑剤が分離しだしたものです。混ぜて使ってみましょうガーン
そして、もっと於くと、灯油くさい匂いが発生しますガーン混ぜるのはよしましょう。

まぁ、水性バインダーより、劣化するのは確実に遅いので、密閉した容器に保管して繰り返し使えるのがプラスチゾルインクの良いところではあります。

ただ、プラスチゾルインクの色同士を混色して使用するお客様の中には、リピートの依頼に備えて、どんどんインクを保管していらっしゃる様子も見かけます。
ただ、その保管場所が尋常じゃないスペースになってしまっているのも良く見かけますガーン


さぁ。インク単体の価格では水性バインダーに分がありますが、無駄が発生する確率が高いのも水性バインダーです。
そして、プラスチゾルインクは保管が効くだけにスペースを要し、保管場所のスペースが負担になります(大げさかもしれませんが、ここも一種の経費です)。

ご参考にですが、水性バインダーは1Kgいくら。○○Kgでいくら、という形で販売されます。
これに対して、海外製品のプラスチゾルインクは1Qt(クゥオート)いくら、1Gal(ガロン)いくらという形です。

1Qtは体積の単位ですので、1Kg=1Qtではありません。
顔料は、色によって重さが変わりますので、おおよその目安ですが色もののプラスチゾルインクはおおよそ1Qt=1.2Kgです。ただしホワイトの顔料(酸化チタン)は重いので、1Qt=1.4Kg程度です。

そして 4Qt=1Gal です。

さぁ、あなたならどちらを選びます?ニコニコ


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