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ホームページ は、商品の説明が主になっています。
で、ブログはここが公式のブログですが、思いつきで

さて、問題はTwitterとFaceBookページでして。
Twitter は、以前は「シルクスクリーン豆知識」なる短文を、これまた思いついた時に呟いていました。
が、今は私的な事がほとんどでして


そして、これまた問題なのがFaceBookページ。
作ったのは良いですが、ほとんど放置状態でした

最近は、シルクスクリーンに必要な資材・機材を順次。今は版を用意する段階から更新しています。
で、今日のお題ですが、スクリーン(版)のテンションです。
用は、シルクスクリーンのスクリーンメッシュの張り具合のところです

シルクスクリーン(孔版)印刷の原理原則として、版と被印刷物の間はある程度の間隔=オフコンタクトが開いていなければなりません。
この間隔が0(ゼロ)だとどうなるか?というと。
印刷のエッジ、すなわちハジッコが滲みます。
ご経験がある方もいらっしゃるかと思いますが、定規を使ってペンで直線を引く時。定規の裏表をうまく使わないと線が滲んだりします。
図解しないのでわかりずらいと思いますけど

インクの粘度が低ければ低いほど滲みやすくなります。
シルクスクリーン印刷版でオフコンタクトがほとんど取れないのは「メタルマスク版」だけであって、繊維に刷るインクは粘度が高いからと言って、滲まない訳ではありません。
逆に、粘度が高いせいで、印刷物にインクが落ち切らずに、刷った後、シャツと版がひっついた状態になりがちで、そ~っと引っぺがしたりしていませんか?
オフコンタクトの調整をしつつ、加えて、版のテンション。張りを強くする事も大切です。
せっかく、オフコンタクトを取っていても、紗(スクリーン)の張りがユルユルだと、同じくひっついた状態になってしまいます。
正式にはテンションはN/cm(ニュートン・パー・センチメートル)と言う単位で表すのですが、ちょっと角に当てると「バン!」と割れる(破ける)位でないとなりません。
シルクスクリーン印刷は、見かけ、簡単です

でも、色々な経験をすると色々な困難が待ち受けています

お客様から「御社で売っている白のインクは濃いですか?」と、問い合わせを頂く事が多々あります。
地元の従来からお付き合いのあるお客様にこう聞かれると「濃いです」とか「薄いです

でも、お電話や電子メールで初めてうかがうお客様には、
「版はどのような状態のものをお使いですか?」とか
「スキージはどのような固さのものをお使いですか?」と、最初にご質問させて頂きます。
濃いインクを使っていても、版の状態で薄くしかならないのかもしれないので

インク返しをしていないばっかりに薄くしか刷れないという事もあるのです。
なんかお題からかけ離れてきておりますが

蛇足ですが

お客様から「水性バインダーよりプラスチゾルインクの方が良いんですか?」とか

「プラスチゾルインクにも良いものと悪いものがあるんですか・」とか

たまに聞かれます

そういう時、私は大概「どちらのどなたがそんな事言ってるんですか?


と答えます

きちんと商品として売られているものであれば、お客様に「合う・合わない」は有ったとしても、ダメなものなんてないと思いますが
