
あ。弊社のお盆休みは8月13日から16日までです。続く土日も合わせると、13~18日は弊社はお休みになります。
では、表題のとおり、プラスチゾルインクの長所「比較的に再生(落版)し易い「耐油性」感光乳剤も使用できる」です

ここで不思議に思われた方もいらっしゃると思います。
プラスチゾルインクは耐油性版にきまってるだろぉお


いいえ。
決まっていません

そもそも、世の中の物質が「油性」か「水性」で分けられるものではないのですが、プラスチゾルインクを「油性」と表現する方は多いです。
も少し面倒くさい話をすると「疎水性=親油性」ではないのですね。
本来は、プラスチゾルインクは耐水性版を使用すべきです。
耐油性版を使って数十枚ではなくひと桁違う枚数をプリントしてみればわかります

じゃぁ、なぜこれほどまでに耐油性版を使う方が多いのでしょうか

それは、
使い終わった版のインクを綺麗にする際に、何らかの溶剤を使わねば、インクの掃除ができない、
そう思われてきたからです

実際のプラスチゾルインク生産国に行ってみて下さい

プラスチゾルインクを水洗できるようにする材料がございます

でも、耐溶剤性感光乳剤の方が、耐水性感光乳剤よりも落版(版の再生)がしやすかったりしますから、これはこれでメリットです。
纏めますと、
本来のやり方は
耐水性版でプリントし、インクの掃除は専用の溶液を使う。
落版は少しやりずらいし、専用の溶液は少し高価なんだけど、溶剤臭は一切しないので、隣近所に迷惑もかけないし、自分の健康も気にならない
なんですよ

ついでに書くと、
耐油性版でプリントして、インクの掃除は灯油などの溶剤で済ます。
落版は少しやりやすいし、刷る枚数はそれほど多くないから良しとする。
でも溶剤臭がするので、隣近所の目が気になったり、自分の健康も気になってしょうがない

プラスチゾルインクの長所を書くつもりが、なんかそうではなくなってきた気がしますが

もっとついでに書きますと

プラスチゾルインクを水洗できるようにする溶液にも種類がありまして

1.本当に無害なもので作られているもの
2.若干気になるものが入っているもの

3.本当は溶剤が入っているけれど、果物の匂いでごまかしているもの


1と2は良いですが、3は如何なものかと私は思います。
勿論弊社で販売しているもの は1と2です。