帰りたい気持ちをグッと堪えてブログを書く・・・・
今日は、先日落版剤のサンプルをお出ししたお客様に結果を聞きに行きました
とっても按配が良かったようで、今の手持ちが少なくなったら切り替えてくださる事になりましたばんざーい
と言う訳で、本日は写真製版で作った版の、硬化した感光乳剤を落とす薬剤のお話です。
硬化した感光乳剤は落とせます。なんでこんな事を書くかと言うと、版は再生できませんなどとおっしゃる業者様がいたりするのですね。
「硬膜剤」という薬剤が有りまして、塗布・乾燥すると耐刷性を上げる効果がありますし、ずぅぇったいに落とせないという訳ではないにしろ、とってもおちなくは成りますから、全くの嘘と言う訳ではないですが。
当のお客様は、落版した後に、感光乳剤の残りカスが多くて、それを落とすために、いつもウエスになにやら怪しげな薬剤を含ませてゴシゴシしてらっしゃいました。
で、怪しげな薬剤より安心な薬剤を探してね、と言われたので、
「そんなんより先に、落版剤を変えてみたら?」となったわけです
少し前にこのブログに登場した「以前の同僚F君」ではない「最近知った、以前の同僚I君」にお願いして、K社製の落版剤のサンプルを送って貰いましてね。
ムラカミ社のストリップスーパーPでも良かったんですが、このお客様は前に使っていた事があったそうなので、新鮮味を考えて
基本、感光乳剤のメーカーに合わせて、同じメーカーの落版剤を使った方が、楽に落とせる確率は高いです。
理由は明らかです。その感光乳剤の物性を熟知しているメーカーが作っている落版剤ですから
あ・・・・これI君の受け売りです
ま。彼は以前の会社で、製版業務を担当していて、その頃から自社オリジナルの落版剤を使わずに、S社のを使っていたと言う位だから
でも、私って「以前の同僚・・・」って人が多いような気がする(笑)