インクの隠蔽性(水性バインダー編) | たか坊のブログ

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スクリーン印刷の資材・機械を販売している商社を経営しています。

日々の日報を兼ねた記事をUPしています。

最近なにかと時間が足りなく感じて来ました(汗)今日は昼ご飯の後、少しゆとりが有り、折角なのでiPhoneから記事をUPしてみます。

所謂、黒やGqeen、Redなどの「色付きの生地」にプリントする場合、下地が透けない様にするには・・・
ラバーインクで、しかも隠蔽性能の高いバインダーを使います。
間違ってもアンカータイプ(染み込む)を使っちゃいけません。染み込むんだから(笑)

その壱

透明のラバーバインダーにホワイトバインダーを若干混合撹拌して、それに水性顔料を足す。

その弐

ホワイトペーストが混合撹拌されたマットバインダーに水性顔料を足す。


壱も弐も、結果は同じ様に思えます。
しかし、弐では作る事のできる色が壱では作る事ができない・・・という事が起きる様です。
「何故かパステル調になってしまう」という事が。

さあ、隠蔽性はどうでしょう?
弐だけでは少子隠蔽性が足りない・・・と言う事が起きかねないので、ホワイトペースト(若しくはホワイトバインダー)を加えて調節して下さい。

ただ、どんな時においても、各バインダーは同じ樹脂で作ったバインダー同志を使って下さいね。
最悪ばくはつ・・・・はしませんが(笑)洗濯堅牢性が著しく低下、すなわち剥がれやすくなります。
普通のシルクスクリーン資材会社なら、ちゃんと教えて下さいますから。

ただ、黄色や赤はどう頑張っても隠蔽性を上げる事ができません。水性顔料を余り入れすぎると、これまた洗濯堅牢性を損ないます。
潔く、白をアンダープリントしましょうよ。