感光乳剤の「感光剤(ジアゾ)」 | たか坊のブログ

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スクリーン印刷の資材・機械を販売している商社を経営しています。

日々の日報を兼ねた記事をUPしています。

「感光乳剤をコーティングする際に上手くいかない・・・」というご相談を時々頂きます。


「これが、コーティングの仕方が上手く行っていない」とだけとって、感光乳剤を色々と変えて試すのも一つの方法では有りますが・・・

お話を良く聞いてみると

上手くいかないのが時々だったりあせる
ある時期は良いのだけれど、ある時期は駄目だったりあせる

「感光乳剤をコーティングする際に上手くいかない・・・」と一言聞くだけではなく、よ~く聞いてみると、原因は感光乳剤にあらず、って事が良くありますガーン


本日は、感光乳剤の基本的なお話ですニコニコ


感光乳剤は、本来「主剤」に「感光剤」を添加した時点で、紫外線によって硬化が始まる・・・そう思われています。
でも、これは又「逆も真なり」なのでしょうかはてなマーク

つまり

紫外線によって硬化が始まるのは、「主剤」に「感光剤」を添加した時から・・・

すなわち

「感光剤を添加するまでは、一切硬化は始まらない」

はてなマーク


ビックリマーク


感光剤は「主剤」だけでも硬化が始まりますガーンほんの若干ですがガーン

「感光剤」は硬化を促進する、いわば「硬化促進剤」の様な働きをします。

それぞれの、感光乳剤には主剤1kgに感光剤を**g溶かして云々~と説明書きがあると思いますが、これはメーカー様が用意した光源の出力では「こういう条件で調度良く露光できますよ」という事です。

皆様がご用意できる光源が、メーカー様と全く同じであれば良いでしょうが、そうもいかないと思います。
ケミカルランプを使用したり、お日さまに当てたり(相当な時間が・・・)ガーン

そうなると、色々執行錯誤しなくてはならなくなります。これは避けられません・・・


一般的に感光剤は、少なければ少ないほど、露光の時間が少なくてすみます。そして、版は落としやすくなりますニコニコ
多く入れれば入れるほど、露光の時間がかかるようになって、その努力の分ガーン版は頑丈になります。耐刷性がよくなりますニコニコ


特に、耐水性の感光乳剤は版を落とすのが容易では無いのが一般的です。
製版の際に水洗しなければならないので、「より」水に耐えられなければならないからだと思われますがガーン
一度、添加する感光剤の量を調整してみては如何でしょうかはてなマーク

感光剤を少なめにして、印刷にはきちんと耐えられて、且つ、ある程度落版も容易になる。そんなポイントを探し出す事が出来れば良いですよねニコニコ


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