水性バインダーの環境ホルモン問題に関して | たか坊のブログ

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タイトルが何かしら学術的なものを匂わせていますがガーン


とあるお客様から、特にお子様などに着ていただく物になると、その有害性・・・というか、有害物質が含まれちゃぁ居ないか・・・という事が気になります。

で、今回と次回に亘って、Tシャツ用のインクのそれらの問題について・・・です。
で、今回は水性バインダーについて


従来、水性バインダーの組成物にはホルマリンを主とした「ホルムアルデヒド」が含まれておりました。
これが、環境ホルモン=内分泌攪乱物質でありました。

環境ホルモンとは
「環境中に存在する化学物質の内、生体にホルモン作用を起こしたり、逆にホルモン作用を阻害するもの」
と定義されています。

では、戻って「ホルムアルデヒド」とは何はてなマーク

化学式はCH2Oで最も簡単なアルデヒド。毒性は強く、刺激臭を持った無色の気体です。
そして
人体へは粘膜への刺激性を中心とした急性毒性があり、
蒸気は呼吸器系、目、喉などの炎症を起こします。
又、皮膚や目などが水溶液に接触した場合は、激しい刺激を受け、炎症を生じます。


さぁ、水性だから無害・・・とか、油性じゃないから安全でしょ・・・・とかお考えだったあ・な・た・・・・


しかし、現在作られている水性バインダーの多くは、ホルムアルデヒドを含まないエマルジョンで作られている・・・はずです。
弊社が販売しているものは、旗に印刷するバインダー1種類を除いてそのようになっています。

一度販社さんにご確認下さい。


次回は、同じテーマでプラスチゾルインクのお話です。