今日は朝一からお客さまから相談の電話が
のぼりや旗という物は、表からみた反対の図柄が裏からも見えるほうが高価。より良いものを作ろうとしたら「染め」で作ったほうが良いのだけれど、裏に透けていなくても良いというなら、昇華転写という方法を使えば「作る枚数が少ない時」にはローコストで作ることができる。
枚数が多くなるとスクリーン印刷の方が安くなる場合も多い。
でも、スクリーン印刷は基本的に顔料を使うので、生地の上に乗せる印刷になってしまうので、裏までは透けないのが基本。
そこで、より浸透度の高い、要は柔らかいインク(バインダー)を使って印刷する。その際に下敷きに適度なスポンジを敷いて印刷を行えば、より多くのインクが落ちて、結果裏まで染み込む事になる。
じゃぁ、このスポンジはどんなものでも良いのか・・・というとそうでもないらしい
うちがお勧めしている商品は独立気泡型のスポンジで、これは水(液体)や空気を遮断する特性を持っている。だから下敷きに使えば、スポンジまで到達したインクを吸い込まずに、生地の裏側に染み込む率が高い。
反対に染み込むタイプのスポンジは連続気泡型。これだと、スポンジまで到達したインキを吸い込むので、もうこれ以上生地の裏にはインクはいらないよという際に使い勝手が良い。それに、染み込んでしまうので、次回別の製品を印刷するにも支障がない。
要は、場面に応じて使い分けて欲しいという事です