断言は禁物・・・ | たか坊のブログ

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スクリーン印刷の資材・機械を販売している商社を経営しています。

日々の日報を兼ねた記事をUPしています。

シルバーウィークが終わって、お客さまの多くがまったりとしているガーン




今日は「「不織布」に密着するインキって何はてなマーク」と問われた。

ところで不織布ってなんだぁ右上矢印


「織物」が繊維を編みこんで作っているものならば「不織布」は繊維を圧着などして(織らないで)作っているものを指します。決して、その素材・原料を限定できる訳じゃありません・・・・紙なのはてなマーク


じゃぁ・・・と調べてみると・・・繊維の塊とあらわせましょうかガーン


紙も繊維で、布も繊維で・・・・


結局のところ、水性バインダーのアンカータイプ(染み込みタイプ)で対応できるのならばそれも良しガーン

油性の紙用で対応できるのであればそれも可ガーン

同じく、化繊用のインキで対応できれば万歳・・・・


「スクリーン印刷は水と空気以外には印刷できます」とは良く言われる言葉ですけど、「○○には何のインキが絶対つく(密着する)」とは断言しません(できません)。特に資材の販売業者やメーカーはガーン必ず、製品化の前に密着試験を行ってくださいと言います。


例えば、皆さんもご存知の「クリアファイル」。これの原材料は未処理PP(ポリプロピレン)ですが、一括りにポリプリピレンと言っても、様々な組成があるので、絶対にこのインクで密着するとは「断言」できないのです。

おまけに未処理となると、余計密着しづらい・・・専門的な話し、表面をコロナ放電処理されていれば比較的密着するインキが多いのですが、処理後、結構な時間が経てば、その効果が薄くなってまたくっつきにくくなりますし。


スクリーン印刷の業者さんは、これら以外にも様々な問題を乗り越えて、皆様に製品をお届けしてくれるのです。