
このところ、数ヶ月に1回くらいgoogleから広告出しませんか?というクーポンチケットが会社に届く。今回はコイツについての考察をシロウトながらに。。。
ーーー序段ーーー
『10,000円分の広告を2,500円で出さないか』と。
ただ、この内容を見ると、ディスカウントされているのはアカウントチャージ料の7,500円だけで、実広告料は2,500円分しかない、という仕組み。
このキャンペーンの本来の狙いは、Web広告にちょっと興味のある会社、もしくは、これからWebでの販促を展開しようとしてる、googleにとっての潜在顧客をローラーでクーポンを配ることで掘り起こしていこうというものですね。
新たなPRの場に興味のある人なら広告を出してみよう、という気になるかも知れません。
でも冷静に考えると、大企業ですら効果的な広告掲出で費用対効果を出すために、年間相当な広告費を捻出しているところに、我々中小企業が、一発2,500円の広告を出すことで何のリアクションを期待できるでしょうか。
これでは、『何だか良く分からないものに手を出してしまったなぁ…』という印象だけ残してしまいそうな感じですね。
では、このクーポンを仮説に基づいてちょっと考えてみましょう。
ーーーザックリ考察ーーー
まず、一般的にDMの返信率というのは、モノにもよるのでしょうが一般的な平均値で0.3%。
日本の法人数は、現在ザッと286万社と言われてます。
で、ボクの周りの会社さんにもかなり届いているということなので、一回に少なく見積って5%くらいの会社に送られると設定すると、一度に14万3000社くらいに送られているような感じかな?と。
で、14万3000部の印刷代~発送代行までを印刷見積も取らずにズサーッとザックリ見ると、印刷・包装で1部15円くらいとして(安っw)、郵送代が定形外17,160,000円のところ、大量発送割引が最大21%適応出来る制度があるらしいので、最大で適応して13556400円。発送代行会社がかんでそうですが、それをとりあえず抜いたカタチにしてみて、合計が
15,701,400円もかかる算段になります。((((;゚Д゚))))ホンマカイナ~
で、そんだけかけた費用の回収のファーストリアクション。
143,000社×0.003=429社
429社×2,500円=1,072,500円(邪推値です…汗)
で、成果が出る可能性を高く見積ってみて30%として、その企業が1年間、超高く見積って月に30,000出して広告出稿するとして429社×30,000円=12,870,000円。。。
う~む。。。
まぁ、これで2年、3年とリピしてくれれば、確かにビジネスとしては成り立つのでしょうが、増水した川みたいな勢いで進化するIT業界にいるgoogleがそんな悠長な儲け方を良しとしそうにないと思いますが…汗
ーーー上記を踏まえてーーー
問題なのはこのクーポン、2,500円広告が届いた時点での『期待値』が低いこと、ですよね。
利用するにあたってダメ元ノリの広告出稿、もしくは、利用した結果が芳しくない場合にWeb広告に対して拒絶反応を生む可能性が高い。というのが問題になります。
これをちょっと角度を変えて展開するだけで、付加価値を感じられるものにできる方法というのはあると思っています。では、ちょっと簡単にその一例を。
【当選者をコンテンツ化できるキャンペーン化しちゃう。とかね。】
Web広告をやったことないと想定される法人に対して、FAX DMで簡単なチラシを郵送。
1等:5社限定で100万円の広告枠がプレゼントされて、さらに販売代理店によるSEOコンサルティング3ヶ月つき。その結果をgoogleの販促資料として自由に活用できることとする。
応募増やすために、参加賞 googleロゴ入りボールペン1000本当たる、とかもつける。
これだと、過去にgoogleで広告掲出の実績が無い会社に1通3円くらいからアプローチできる。
例えば4円で1通配信するとして、マスなターゲットで展開しても負荷は低いのだけれど、あえてちょっとスクリーニングして面白い会社だけに送るように。
一応、ここでは14万3000社に配信する計算にしてみます。
14万3000社×4円=286,000円。で、ボールペン1,000本作って、立派なので作って一本250円とかで見ても250,000円。送料120円を含んでも370,000円。
これに加えて、販売代理店の3ヶ月コンサルティング費が入るわけですが、ココら辺は条件次第で結構ランニングで組み込んだりできそうかな?
代理店の1週間20万円のサポート支援金のようなカタチで支給、結果を出してリピートが取れれば、そのクライアントへの売上は5年間は通常の倍のマージンを支払う、とかで代理店を募集してみる、と。きっと代理店も興味示すだろうし、楽しい取組が出来るはず。
で、仮計算w
20万円/週のコンサル経費×12週間なので、コンサル経費
240万円。で、ここから先は、googleが持っているメディア(google+)や自社広告枠を使っての展開をする、と。
実際の持ち出し金額的には、
FAX DMの286,000円+ボールペン製作と送料370,000+コンサル経費2,400,000円=3,056,000円です、と。
で、単純な発送経費だけでなく、後追いもしやすい展開形式なので、リピート獲得もしやすいでしょうし、何より広告に投資したお客様の納得感が配布型よりも高い、という方向に導けると思うわけです。
なんだか、色んなことを一枚のクーポンから拡張してしまいましたが、こういうの考えるのは楽しいですね~。
暇人の雑な考察にお付き合い頂きましてありがとうございました~~~♪
あ~楽しかったw
※上記概算のgoogleの広告費などの算出数字は、あくまで私の勝手な憶測による概算です。
実際の数値は当然異なる(はず)だと思いますので、ご了承下さい♪