1/16(土)~1/17(日)は令和3年度の大学入学共通テスト実施日です。
コロナ禍で緊急事態宣言も発令されている大変な時ですが、
すべての受験生頑張ってください。
私の頃は「共通一次試験」とか「共通一次」とか言ってた制作部の井田です。
きょうは日頃からたくさんの入稿データを見てきている側からのお話しです。
イラストレーターで作成されたチラシデータは
1.仕上がりサイズよりも少し大きめのアートボードを作成する。
2.その中に仕上がりサイズのパスを描いてトリムマーク(トンボ)を作成する。
といった手順で作成されていることが多いです。
こんな感じです。
でもアドビさんはチラシ、ポスターなどの定型の印刷物を作る際の手順としては推奨していないようです。
では、どうすればよいのか
CS4以降は「アートボードサイズ=仕上がりサイズ」として運用できるようになっているので・・・
1.新規ドキュメント作成でアートボーを作成します。
裁ち落としやアートボードの数もあわせて設定します。
2.アートボードが作成できました。
ちょっと分かりづらいのですが白いアートボードの外側に赤い線があります。これが裁ち落としの部分になり、標準では3mmになります。
3.データ作成時は、この線まで写真などオブジェクトを広げておくと全面(フチなし)印刷仕上げが可能になります。
4.トリムマーク(トンボ)の設定は印刷の際に「トンボ」と「ドキュメントの裁ち落とし設定を使用」にチェックを入れることで可能です。
5.PDFに書き出し(保存)する際も、同様に「トンボ」と「ドキュメントの裁ち落とし設定を使用」にチェックを入れます。
6.こんな感じのPDFを作成することができます。
イラストレーターからPDFで保存する際には、解像度や色、フォントなどにかんする設定がなされた書き出しプリセットというものがあります。
Web表示用や印刷用など目的に応じたプリセットを選択利用することで適切なPDFを作成することができます。
皆さんからいただいたデータを拝見していると本当に人それぞれ、千差万別、十人十色の色々な形があります。
今回はイラストレータでドキュメントを作成する際の入り口の部分についてアドビさんが推奨しているフローを紹介しました。
次回は印刷に適したPDFの作成についてお話ししたいと思います。
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