チロヌップのきつねの3部作を読了。
鉛筆をこするように使った細密画という画方に、重要な部分に色が付いている、高橋先生の絵本はすごく美しかった。
この話の背景には、戦争があって、舞台は、北辺の海の孤島チムロップである。
このお話は、高橋先生の実体験をもとに書かれているのだそうだ。
終戦にロシアが北方領土に上陸してきて、日本人は追い出された。
戦争が終わって80年、今、ロシアは、ウクライナに攻め込んで、領地を奪っていっている。
いつになったら、戦争は終わるのだろう。
人類は、いつまで同じ過ちを繰り返すのだろう。