この作品を読んで、最初はまたヒステリーババアの戯言かと思った。

しかし、読み進めていくうちにこれは、村山由佳の本心なのではないかと思うようになった。

帯の裏に、誰かに認められたいと心の底から願ったことあなたはありますか?と手書きの文字で書かれていた。

村山由佳自身は直木賞を獲っている。

「星々の舟」は私の大好きな作品だ。

この作品がどうこうという問題ではないが、仮にこの作品に後悔が残るのであるとすれば、私は直木賞は辞退するべきであったと思う。

自分の中で一生の汚点となるからだ。

誰かに認められたいと心の底から願ったこと、何度も何度もある。

何度突き落とされていることか。

でも、書かずにはいられない。

私自身、書き上げた作品を原型をとどめないほどに直されて世に出された事がある。

こんなにされるならもうここに書く事は辞退すると怒ったものだ。

たった原稿用紙3枚ほどの記事であっても、私のプライドが許さないし読んでもらう人に私の本心は伝わらない。

まあ自分の才能がないだけの事なのではあるが。

私の場合はお金をもらって書いてる訳ではないから偉そうに何を語ってるんだと言われればそれまでである。

それでも私は誰かに認められたくて、今日もペンを走らせる。