伝える技術の大切さ

出版を目指す販促・プロモーション・プレゼンテーションアドバイザーの塚越です。
昨今の報道、記者会見を視聴すればするほど、人に伝える難しさを痛感します。
耳慣れない単位、比較や想像ができない数値、一般生活に馴染みがない知識、経験のない事象。
万人に理解できるように解説するのはムリだとしても、その目的が「伝える」ことである以上、理解されにくい内容ではダメなんだろうと思います。
ジャーナリストの池上彰さんが世間に歓迎されたのは偶然ではなく、皆さんご存じのように「難しい内容も分かり易く」伝える技術があったからです。
自分の言いたいことを自分だけが分かる言葉で喋っているのはただの自己満足です。
会議や商談でも専門用語を並べ立てて、結局相手から「で?」と言われる光景に良く遭遇します。
だいたい、その説明をしているときに相手は全く聞いていません。おそらく資料を勝手に読んだり、他のことを考えたりしています。
相手が興味を持って聞いてくれ、そして理解してくれる「伝える」技術。
習得するのは難しいかも知れませんが、常に心掛けておかないと向上しないスキルです。
私が常に心掛けているのは「相手の立場になってみる」ということです。
相手の聞きたいこと、知識レベル、結論を先に知りたいタイプかどうか、心配性なのか、などなど。
同じ資料でも、話す相手によってドキュメントの作り方から話す順序、話し方まで全て異なります。
常にその場では相手に対して「only you」状態で臨むこと。これに尽きるかなと思います。
あとは徐々に言い回しや単語の選び方、抑揚などを身につけていけば、かなり伝えることができるはずです。
出版を目指す販促・プロモーションアドバイザー|塚越



