コンビニに行くと、
ほとんど雑誌に「おまけ」がついている。
すなわち、「おまけがつかないと、なかなか売れない」
という事態である。
なかには、どう考えても雑誌の価格よりも高いおまけもついている。
試供品であったりするのだが、200円の雑誌に、こんなのつけて
元が取れるの?というものもある。
実は、元が取れる。
なぜなら、雑誌は販売価格だけでなく、
雑誌に載せている広告収入も大きな収入源なのである。
となると、雑誌としては、「いかに売れているか」という「部数」が
広告としての価値のひとつ。
プレゼントをつけてでも売ろう。
なんなら、プレゼントも広告みたいなものだ、
となる。
いってしまえば、フリーペーパーの編集長であった経験もあり、
無料で配っても、広告収入でペイする
というビジネスモデルもありうる。
この背景には、「雑誌が売れなくなっている」という事態がある。
雑誌の競合として、いまや、ネットに情報があふれている。
それどころか、ネットはスマホという端末の革命により、
雑誌を本屋で買って読むよりも身近な情報源としてスマホがある
という状態だ。
「安部総理の前の総理は誰?」と聞いたら、
「スマホで検索する」ほうが、
辞書で調べるよりも便利だ。
こうした時代の流れを考えれば、
・お部屋探しもスマホになるのは当たり前
・書店が減るように、街の不動産会社もなにも努力をしなければ淘汰される
・不動産販売・あるいは賃貸仲介も、顧客におまけをつけ、
手数料は下がるのが時代の流れ
とわかってくる。
その変化にどう対応し、どうビジネスのハンドルを切っていくか。
それがいま、問われている。