AdobeMax2010レポート(基調講演まとめ) | サイバーエージェント 公式エンジニアブログ
皆さん、こんにちは。再びK.です。

今回は先月弊社5名のメンバーでAdobeMax2010に行ってきた際のレポートです。

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AdobeMax2010とは
Adobe社主催のユーザカンファレンスで
10月~11月ぐらいに、年に1回開催されます。
2008年までは世界各地でありましたが(日本でも)
2009年からアメリカのみになりした。
さまざまな国から参加者が集まります。

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日時:2010年10月23日~27日
本イベントは25日~27日の3日間です。
場所:Los Angeles Convention Center
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5000人の来場者見込み
300以上の技術セッション
といったかなり大きなカンファレンスです。


その中の基調講演の内容をまとめます。
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今回のAdobeMaxをひと言で表すと
マルチスクリーンです。

マルチスクリーンを実現するため何を使うべきそれは!
HTML5

まずは、
Dreamweaver Multiscreen Preview panel
HTML5 Pack for Dreamweaver CS5で使用可能になります。
各デバイスに合わせた表示の対応が出来ます。
実例
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次にHTMLでアニメーションを2例
Edge Prototype tool for HTML5
HTML5のタイムラインでアニメーションを作成出来るツールです
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Flash to HTML5
FlashからHTML5に変換できるツールです
movieClipごとにかき出せるのでパーツ単位での利用もできます。
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電子書籍にも対応します。
Adobe Digital Publishing Suite
電子出版の製作からリリースまでの一貫したワークフローを提供する
ソリューションです
HTML5を使っているのでiPadでも動きます。



jquerymobile
未だアルファ版ですが
スマートフォンのコンポーネントを簡単に作る事ができます。
これもandroid,iphoneで動きます。
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SiteCatalyst
サイト閲覧者分析ツールです。
各OS、ブラウザ、HTMLタグの対応状況まで見れるので
いつどこのターゲットに仕掛けるかを正確に知ることができます。
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ダイナミックラッピング
テキストが画像をリアルタイムに回り込む技術で
電子出版で使えそうなイメージです。
Webkitに提供予定だそうです。


とにかく、マルチスクリーンにも対応できますよ。
HTML5に力をいれていきますといった内容です。
flashはもう駄目なのか??
終了なの??
と思わせる内容です。










いいえ!終わってないです!!
FLASH(Adobe AIR)もマルチスクリーンです。
プラス描画高速化で進化します。


スマートフォン&タブレット
AIR for Android
GPUモードを使う事で高速に描画可能になります。
The Green Hornet のゲームが高速で動いてました。
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別セッションではiPhone,ipadでもGPUモードを使いAIRアプリが高速に動いていました。

これは意外だったのですが
Brackberry PlayBook
AIRアプリケーションが動きます。
サクサクとマルチタスクでHD動画が動いてました。
欲しくなってしまいます。
Brackberry用のデベロッパーキットも公開されました。



テレビにも展開しましす。
AIR for TV
 その名のままTV内でAIRアプリが動きます。
 Samsung SmartTVにまず提供されます。
 こちらも、SDK公開です。
Google TV
 以前から話題のあったGoogle TV
 ベースがchromeでその上で色んなコンテンツが動くようです。
 こちらはWebベースなのでflashplayerが動きます。
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Flash Builder "Burrito"プレビュー版リリース
モバイル作成のワークフローを強化しています。
実際使いましたがandroidの開発が整備されていて
開発しやすかったです。


ゲームコントローラ
USBで接続する事でFlashのゲームをより楽しめるようになります。
いままで、wiiflashのようにPC内にソケットサーバーを立ててコントローラーと
Flashをつないでいましたが、今回正式に対応しました。
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3D
HDサイズで60fp超のリアルタイム3DがFlashで動きます。
Flash Playerの3D API"Molehill"を使っています。
APIですが低レイヤーのため3Dフレームワークの開発者が使用するためのものです。
こちらは、来年公開予定。



stageVideo
動画再生をGPUに処理させることで
HDサイズもスムーズに再生されてCPU使用率も格段に少なくなります。
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ちなみに、右下にいる方はスタートレックのカーク船長です。
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まとめですが
HTMLとflashお互い助け合おうよみたいな
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特にどちらが勝者となりどちらが無くなるとは思いませんし
製作側が使いたい方を使いたい時に選択すれば
いいのではといったAdobe側からのメッセージもありました。

また、デスクトップPCだけでなく
様々なデバイスにリーチしていかないと思う基調講演でした。

この基調講演以外にも
各セッションもたくさんの発見があって
早速試してみたいことが多すぎて困っている状態です。

そして
来年もまたロスで開催です!
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会場のご飯。。
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