Boooooo・・・・。
第4回公演:ライ雄々だsまのエラス開演いたします・・・。
最後までごゆっくりご覧下さいませ。
第1幕:謎の張り紙
ここは、下町にある大きな商店街からちょっと脇道に逸れた、
小さな大衆食堂”白熊軒”
毎週のようにここの大将が変り種メニューを出す事で有名に
なり。TVでもたびたび取り上げられた事のある食堂だが・・・。
今日はどうにも様子がおかしい・・・。
(暗転!)
からの明転!
シゲさん:もぉ~~~っ!お腹空いたぁ~っ!!
朝から何にも食べてないのにぃ~・・・っ!
みおちゃん!早くだしてよぉ~っ!サバ味噌定食~っ!
ぬぁ~・・・ダメだっ!目を閉じると、画が浮かんでくる!
みおちゃん:はぁ~・・・。”ライ雄々だSまのエラス”・・・。
本日のおすすめって言われてもなぁ・・・。
私・・・作れないよぉ~・・・もぉ~・・・大将。どーしたらいいのよ・・・。
バイトのみおちゃんは、このメニューに困っている模様・・・。
シゲさん:そのさ、”ライ雄々だSまのエラス”って何よ!?
みおちゃん:私も実はよく知らないんですよ!
シゲさん:みおちゃん、知らないって・・・どーいう事よ!?
みおちゃん:大将が作ったもんですから・・・。私はさっ、サバ
定食できたよぉ~!はーい!って運ぶだけでしょ。
あっちのお客さん、とんかつ弁当お持ち帰り~!とか・・・。
運んだり、メニュー聞いたり、レジしたりだから。調理した事
ないんだもん・・・。
シゲさん:みおちゃん、ただの運び屋だもんなぁ~。
みおちゃん、家では料理とかしないの?
みおちゃん:ん~とね、ビーフストロガノフとかぁ~。ロール
キャベツとかぁ~。ビシソワーズとかぁ~。合鴨のローストとか
ビーフシチューとかも作れるわよ。
シゲさん:だったら、それ今すぐ作ってよぉ~っ!
みおちゃん:でもそれがね、ゲロ不味いで有名なのw!
両親がね、お願いだから台所立たないで・・・って泣きつい
てお願いしてきたのw。
砂糖と塩を間違えるくらいならば、テヘぺろw!で可愛い
んだけどw
ゴーヤとヘチマの違いとかよくわかんないですよねぇ~w
シゲさん:最悪だぁ~w!料理人以前の問題や!
みおちゃん:でも食べたところで、お腹壊さないから
いいでしょw!?
シゲさん:そーいう問題じゃないからねぇ!料理して人に
食べさせておきながら。命の保障無かったら誰だって頼ま
んわw!
それよりも早く食べたいよ、その
”ライ雄々だSまのエラス”っての!
もうなんでもいいから、あるもので食べさせてよ・・・。
みおちゃん:でもねぇ。今日何にも仕入れしてないんですよ・・・。
大将がいませんし、今日は”ライ雄々だSまのエラス”だけ出す!っていう日にしていたんですもの・・・。
シゲさん:えぇ~っ!何にも無いの!?
みおちゃん:大将がねぇ~・・・いないんですもの・・・。ですから出せないというか・・・まだ出せないというかねぇ・・・。
”ライ雄々だSまのエラス”だけの今日は一品だけなんです。
シゲさん:何でよ!その”ライ雄々だSまのエラス”っての・・・もう、舌噛みそうだよそれ!早く出してよ!
みおちゃん:でも・・・まだ出せないというか・・・
止められているというかなんですよねぇ・・・。
シゲさん:だからさ・・・どーいう事なの?そもそも
”ライ雄々だSまのエラス”
ってどんな料理なのよ!?
みおちゃん:ん~・・・どーなんでしょうかねぇ~?私も一
昨日聞いただけなんでわからないんですもん。
話ではぁ~・・・地中海までは行かないまでども・・・。
ペルシャ湾の手前くらいの料理かな?って大将が言ってたわ。
確か・・・。
シゲさん:いや!1個も想像つかないけれどもね。
その話だけでは!
大将から何にも指示とか聞いてないの???でも、
どーして今日はその肝心な大将がいないのさ・・・。
みおちゃん:・・・。だって、まだ言えないんですもの・・・。
一応ね・・・大将からの指示書ってのが毎週渡されていて・・・。今回のはヤバイらしくて・・・
軽々しく言うなって・・・。
もうちょっとお客さんの人数が揃って欲しいんですよねぇ・・・。
常連さんとかも含めて・・・。それから出そうと・・・。
シゲさん:もぉ~一体どういう事なのよ!?
大将はいないし・・・みおちゃんじゃ料理できないし・・・?
まっでも、みおちゃんとこんだけお店でしゃべって独り占め
したのって初めてかもw!ちょっとウキウキなんだよねぇ。
ぼく・・・。
みおちゃん:ほんと・・・どーしたらいいんだろう・・・。
大将・・・”ライ雄々だSまのエラス”・・・私できるんだろうか?
謎の新メニュー・・・ライ雄々だSまのエラス・・・。
本日おすすめとは言うものの、それしか今日は出せないという
みおちゃんだが・・・何か隠しているような?
続きは次。
第2幕でお逢いしましょう。