舞台:この星を継ぐ者へ!:第3幕② | What aわんだふるワールド

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がむばるベアーズ:マンセル、グラハムくんの奮闘日記。

再び栗東へ帰ってきた、トウカイテイオーの調教のピッチが

上がってきていた。

まずは、目指すは復帰初戦、産経大阪杯だった。
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(ドドドッ!ドドドッ!ドドドッ!・・・)


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(ドドドッ!ドドドッ!ドドドッ!・・・)

追い切りの様子を見つめる・・・。
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(ドドドッ!ドドドッ!ドドドッ!・・・)

グラハム騎手がビシ!ピシ!ビシ!ピシ!と、乾いたステッキの音が

響いていた。
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戻ってきたテイオーに、すぐさま駆け寄った。マンセル調教師。

グラハム騎手からは、満面の笑みがこぼれてる。
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グラハム騎手:もう、以前のテイオーに戻ってます。いや、

それ以上かもしれませんね。走るのを嬉しがってますよ。

マンセル調教師:そうかい!見ていても、加速もスムーズだったし。

風を斬るような、唸りを上げるような力強かったよ!
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そこへ、ドームズセンター長も駆け寄ってきた。

ドームズセンター長:グラハム騎手、今までのボウとは違いますでしょ?

グラハム騎手:びっくりしちゃうね!パワーアップした感じだよぉ。


そんな中、遂に復帰戦を迎えた。


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復帰初戦。トウカイテイオーは、全く追わないまま、ステッキを

持ったまま先頭でゴール。

天皇賞・春での、メジロマックイーンとの勝負になった。
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あめちゃん:それでは、天皇賞・春へ、トウカイテイオーに騎乗します。

グラハム騎手にインタビューを行います。

最終追い切りの調子はいかがでしたか?

グラハム騎手:ホントに、一杯になるという感じがなく、地の果てまでも走れそう

な・・・。もう、際限がない感じですね。
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あめちゃん:続いては、マンセル調教師です。

無敗のまま天皇賞・春を迎えまして、長い3200mの道のり。

どうお感じになられているでしょうか?

マンセル調教師:まあ、2400mより先は、未知の道のりですけどね。

スタミナの面に関しては、心配しておりません。

テイオーの競馬をしっかりすれば、大丈夫だと思います。


そして、運命の天皇賞・春。出走です。


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トウカイテイオーは、5着に敗れる・・・。

距離なのか?それとも故障なのか?

その原因をレース後には誰にもそれが分からないままだった。
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グラハム騎手:4角までは何時も通りの手応えで来ていたのです

けれども。直線では全く・・・。

マンセル調教師:脚や他の箇所で故障が起きたのか?

それとも走るのを辞めてしまったのかな・・・?

もちろんこの敗戦は、ファンの間でも様々で・・・
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ちゃー:やっぱりトウカイテイオーには、3000mは長過ぎたんだよ。

ポポ:でも、直線入るまでは、マックイーンの横にいたんだもんな。

失速しちゃったのかな?
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ジョージ:テイオーくん、負けちゃったよぉ~。

しかし、それでも信じている。彼の強さを・・・。
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ボビー:トウカイテイオーの力は、こんなもんじゃないよ!

ボビーが一番悔しかったに違いない・・・。


そして、運命は再びトウカイテイオーに試練を与えた。
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レース後10日過ぎた日・・・。

悲しい知らせが届く。


トウカイテイオー右前脚の剥離骨折。



宝塚記念への出走予定を取りやめ、以降の春シーズンは休養となった。

再び怪我の治療の為、今度は故郷の育成センターへ帰る事になった・・・。

乗り越えられない壁を運命は用意していない。

マンセル厩舎、ドームズセンター長以下、全ての関係者は心の中で叫んで

いたに違いない・・・。


引き続き、舞台:この星を継ぐ者へ!:第3幕③をご覧ください。