再び故障を発症したトウカイテイオーは、ここへやってきた。
JRA競走馬総合研究所 常磐支所
http://www.jra.go.jp/facilities/etc/lab_iwaki.html
俗に言う、“馬の温泉施設”へやってきた。
マンセル調教師と、グラハム騎手は、トウカイテイオーの様子を伺いに
こっそりやってきた。
プール調教を見学・・・。
今泳いでいるのは、カジノドライブ号。
マンセル調教師:ゆっくりでいいから、厩舎で待ってるぞ。
グラハム騎手:大変そうだ・・・。
そして、ウォータートレッドミルへ・・・。
アラシヲヨブオトコくんが、走ってます。
正面から見るとこんな感じ。
マンセル調教師:トウカイテイオーもここで走って、
幹部に負担をかけないようにリハビリしてました。
これが温泉。人間でいうところの、お風呂w。
お腹下までお湯が張られ、シャワーを浴びながらの入浴。
そして、このコースにてトウカイテイオーは、歩行運動を行い。
骨折した幹部も癒えた頃。
北海道の育った育成センターへ帰っていった・・・。
(てくてく・・・カポカポ・・・)
再び、ドームズセンター長とのリハビリの時を迎えた。
(カポカポ・・・てくてく・・・)
春のクラシックの歓声が聞こえてきても・・・。
(カポカポ・・・てくてく・・・)
復帰の予定も、状態が悪く延期にもなり・・・。
(てくてく・・・カポカポ・・・)
暑い夏が過ぎて行った・・・。
ドームズセンター長:だいぶ、幹部もよくなってきた・・・。
(カポカポ・・・てくてく・・・)
毎日歩き続けたドームズセンター長と、トウカイテイオーの
(カポカポ・・・てくてく・・・)
この蹄跡とは、馬の歩いた道の事。獣道みたいなものだが。
牧草が生えていても、根ごと抉られる為草が抜けて、
生えなくなってしまい。
代わりに土が耕され、柔らかい土質の道ができあがり・・・。
ボウにとっても、歩きやすく。患部への負担も無い。
(てくてく・・・カポカポ・・・)
何時終わるとも知れない、長いリハビリも。
秋の風が吹き始めようとしていた・・・。
(てくてく・・・カポカポ・・・)
トウカイテイオー:がるるるる・・・。
(カポカポ・・・てくてく・・・)
(カポカポ・・・てくてく・・・)
(カポカポ・・・てくてく・・・)
そんなリハビリの最中にも、多くのファンが来ていた。
ドームズセンター長:おや?また、ファンの人が来ているな。
(柵越しにファンが時々来てくれていた)
ファン:トウカイテイオーの好物のりんごを持ってきました。
ドームズセンター長:あぁ~!どうもありがとう!
ファンからの、お守り、千羽鶴、にんじん、リンゴ等が、毎月の様に
送られてきていて。ドームズセンター長も、ファンのみんなへ感謝の
気持ちでいっぱいだった。
(柵越しに談笑する、ファンとトウカイテイオー)
ドームズセンター長:どこから起こしになられたのですか?
ファン:僕等は、東京から来ましたぁ!
ドームズセンター長:それはそれは、遠くから。ようこそお越し
くださいました。テイオーは、もうしばらく掛かりそうですよ・・・。
ここに有名な逸話がある。
トウカイテイオーの賢さを象徴するような、エピソードだ。
何と、トウカイテイオーはりんごを食べ分けるそうだ・・・。
(トウカイテイオーは、りんごは、ふじしか食べない)
どっちがふじだ!?
(カポカポ・・・カポカポ・・・)
ふじの前で立ち止まり・・・。
トウカイテイオー:がぶっ!ぼりぼり・・・むしゃむしゃ・・・。
トウカイテイオーはりんごは、ふじ以外のりんごを受け付けなった
そうだ・・・。りんごであれば、何でもいい訳ではなかったw。
(※なお、りんごは全て、スタッフで美味しく頂きました。)
なお、左:ふじ1個390円、美味しかったです。
そして、気が付けば秋競馬も始まり。
トウカイテイオーの怪我も癒えて・・・。再び調教が開始される
段階になった!
一体どこへ繋がっているのだろうか・・・?
ボウも、ドームズも、全く見えないまま、あの奇跡の復活への
序章は始まったのであった・・・。
運命の女神は、彼等が戻ってくるのを今や遅しと、
ターフの入口で待っている・・・。
運命に導かれるままに、トウカイテイオーの調教が再開された。
マンセル調教師:ドームズセンター長、よくぞここまで戻したな・・・。
ありがとう、ドームズセンター長!よく頑張ったな、ボウ・・・。
感動でいっぱいになった、調教再開になった。
引き続き、舞台:この星を継ぐ者へ!:第4幕②をご覧ください。