舞台:この星を継ぐ者へ!:第5幕⑤ ラストメッセージ | What aわんだふるワールド

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がむばるベアーズ:マンセル、グラハムくんの奮闘日記。

トウカイテイオーがターフから去って行き。


その後を追うように、追い越すように。


次々とターフを駆け抜ける一等星にあふれた訳ですが・・・。
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(北海道のノーザンホースパークより)


トウカイテイオーの一等星は確実に受け継がれていた。


マイルチャンオンシップGⅠで勝利した。
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トウカイポイント(現在乗馬馬です)


残念ながら、去勢されてしまった”セン馬”の為。


トウカイポイントから先の遺伝子が止まってしまった訳ですが、


トウカイテイオーの意志はしっかりと受け継がれていった。

  • トウカイポイント(マイルチャンピオンシップ、中山記念)
  • トウカイパルサー(愛知杯)
  • タイキポーラ(マーメドステークス)
  • ストロングブラッド(かしわ記念、カブトヤマ記念、さくらんぼ記念、群馬記念)
  • マイネルソロモン(プリンシパルステークス、NSTオープン)
  • ナチュラルナイン(札幌日経オープン)

母の父としては・・・。

  • ヴィーヴァヴォドカ:父ダンスインザダーク(フラワーカップ)

だが、まだ種牡馬になれるような、大物がでておりませんが。


皇帝、帝王、に続く馬の誕生を心から待ちたいと思う・・・。


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(マンセルくんと、裕子さんINノーザンホースパーク)


7,8年前に行った北海道での模様・・・。


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(本物の、トウカイテイオーです)くまろく←撮影


実はこの時が2回目。最初は、ドカ雪の降る季節に逢いました。


その日帰る予定だったのに、飛行機が全部欠航するという事態に。


ここは早来の社台スタリオンステーションにて。


この彼のラチ付近をみてもわかりますが、芝が剥げて


いるのがおわかりでしょか?


実は、種牡馬になっても。リハビリの時の散歩していた習慣が抜けず、


引退した今でも続いていたのですね。
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あの時の想い出は、今でも彼の中には残っているのだろうか?


他の種牡馬と比べると、今すぐに現役復帰できそうな程、


筋肉質でスリムな馬体を今でもキープしております。
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(こちらは、生前のアグネスタキオンです)


このアグネスタキオンのゲージの右上が、トウカイテイオー


のゲージなのですが。

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蹄跡がしっかり残っているように、誰に言われるでもなく彼は


常に歩いているというのはお分かりかと思います。


名馬にはよく、旋回癖というのがあるのですが。まさにこれなんです。

でも何故か二人は・・・。
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マンセルくんと、裕子さんは、アグネスタキオンに夢中w。


その奥は、メジロマックイーンとナリタトップロード。


アグネスタキオンとこの3頭は既に亡くなってしまいましたが、


この後、ディープスカイや、ダイワスカーレット等のGⅠ馬を続々輩出する


事になる訳ですけど。彼らの星も、今もターフを席巻しております。


我々はちゃんと、トウカイテイオーにも逢っていたのですよ。


マンセル&グラハム&裕子より。



<あとがき>


今が楽しければ良い、自分さえ良ければそれでいい。

そんな事ばかりが美学と思われ勝ちなのだが、本当にそれでいいのか?


という、疑問を感じ。


その思い、その意思、その知恵、その経験を次に続く人へ受け渡す仕事を、

我々はすっかり忘れてはいやしないかと・・・?


そして、


色々な人からの期待、夢、希望、願い・・・。そんな気持ちを本当は

どんな人にも、それぞれの背中に背負っているんだという事。

ふとした事に、ある1枚の写真からこの物語のヒントを得て。

写真や他のデーターをパズルの様に組み合わせてできあがった作品です。


別にTVに出てるからとか、歌を歌っているからとかではなく。

その願いを叶える為に、今私たちは全力を尽くせているのだろうか?

そんな思いに駆られ、テーマを絞ってみました。

それの象徴とも言える様な世界、サラブレット、競馬の世界・・・。


人の4倍人生の進みが速い訳であって、短時間にそれぞれの人生、馬生が

進むわけですから。

彼らの生き様を見て、我々も感じないとならない大事な事を教えてくれています。


1レース1レースが、彼らの人生の分岐点であって。生死の分かれ目でもあって。

その瞬間に、前へ進む事だけを本能のように突き進む姿は、見る者に生きる力を

分けてくれるはずです。

そして、エリートな成績ばかりではなく、雑草の様に踏まれても倒れても、這い上がる姿に

感動しない人はいない筈でしょう。

勝つ馬もいれば、当然その何倍もの負ける馬が存在する。


もちろん競馬歴の長い私も、自分の目の前で何頭もの馬が、その命を散らして行く姿

を見てきています。

トウカイテイオーと、彼を支え続けた人々の気持ちはいかほどか?


奇跡を信じる事は、諦める事より難しい。

あの感動を忘れたくないし、今でも覚えています。


トウカイの 荒波越えし 冬の陣   くまろく←(当時)


葛飾北斎の絵にもある、駿河湾の向こうの富士山。

そこに木の葉のごとく揺れる小船。

そんな絵と一緒に、詠んだ。何気ない一句。


トウカイテイオーの復活劇。当時私は信じていました。

叔父に1000円を託し。トウカイテイオー単勝馬券をお願いしました。

強かったトウカイテイオーの復活は、私にとっても、今ある気持ちを支える大きな

柱になっていると、今でも胸を張っていえると思います。


早く出でよ!

次の超一等星よ・・・!


くまろく←




舞台:この星を継ぐ者へ!


引き続き、明日の第6幕をお楽しみください。