このチョッパの動作を理解することって重要な基礎でしょうか?
チョッパを使って電流を制御することを考える場合には、チョッパ回路の動作原理なんて知らなくても大丈夫です。
スイッチのオン/オフ時間(デューティー比)と昇圧比・降圧比との関係も覚えておく必要はありません。
デューティー比と昇圧比・降圧比との関係は、定常状態に限定されたものであり、パワエレは過渡応答を制御する技術なので定常状態を理解することは重要ではありません。
実際に、パワエレ分野の制御系エンジニアが、制御システムや制御ソフトウェアを設計するときにデューティー比と昇圧比・降圧比との関係式は使いません。
パワエレの基礎である電流制御を実現するために、絶対に知っておかなければならない基礎は、
チョッパやインバータが増幅器(定電圧アンプ・ボルテージフォロワ)として作用することです。
ただし、変調によって高周波が重畳されてしまう増幅器です。
チョッパやインバータが増幅器であることを理解せずに、パワエレの制御を理解することはできません。
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