エネルギーとダイエット | ワイヤレス給電を操るためのパワエレ技術講座|コイルの位置ずれ対策

ワイヤレス給電を操るためのパワエレ技術講座|コイルの位置ずれ対策

ワイヤレス給電の開発課題
・コイルの位置ずれ対策
・電力伝送距離の延長
・安定した充放電制御
がパワエレ技術でどのように解決できるのか。
ワイヤレス給電とパワエレの両面から、双方向ワイヤレス電源の開発実績に基づいたノウハウを解説します。

近年、「エネルギー」という単語を頻繁に聞くようになりましたね。
そもそも「エネルギー」って何のことでしょうか?

これは某チョコレート菓子の箱なのですが、エネルギーが kcal という単位で表示されています。

こちらは、某食用油の容器のラベルで、熱量 がkcal という単位で表示されています。

また、学校では1kgの水の温度を1℃あげるために必要な熱量は 1kcal と習います。

電気料金の請求書には、ご使用量 ○○○kWh と書いています。

なんだか良く分からなくなってきましたが、「熱量」と「エネルギー」とは本質的に同じ物理量で、「kWh」「kcal」はどちらとも「エネルギー」を表す単位なのです。
ちなみに学校で習うのに日常では使わない「J(ジュール)」という単位も同じ「エネルギー」の単位です。

ダイエットしている人は「カロリーオーバー」を気にされますが、正確には「エネルギーオーバー」ではないでしょうか?
グリコ のキャラメルは、一粒で300メートル走ることのできるエネルギーが含まれていて、一粒は16 kcal だそうです。
一粒食べたら300m走るまでは「エネルギーオーバー状態」ってことでしょう。

つまりキャラメル(食品)や人の脂肪はエネルギーを持っているわけで、石油、核燃料、光、音、風などにもエネルギーは存在しています。
(核燃料が持っているエネルギーはちょっと意味が違いますが解説は省略)
また、高温の物質は低温の状態より多くのエネルギーを多く持っているし、ビルの上などの高所にある物体も地上に存在するときより多くのエネルギーを持っています。

そして、これら以外にも全てのエネルギーは、電気エネルギーに変換することが可能です。

だから、世界中に様々な発電アイデアがあって、
「脂肪を電気に変換するダイエット発電
というのも当然ありますが、あまり耳にしないですよね。

グリコの300m走って16kcal というのを単位を変換すると、300m走って0.019kWh で、
さらに太陽光発電の買取価格:42円/kWhを適用すれば
「300m走って0.8円」

どうですか?