英語の勘違い4 | インドの校長先生の話 (日本人の英語の話し方)

インドの校長先生の話 (日本人の英語の話し方)

「日本人に最適な英語の話し方」についてお話します。

「留学して英語がペラペラになれば、その後は英語に困る事は無い」と思っている人がいます。残念ながらそれは勘違いです。

英語は使わなければ忘れます。どんなにペラペラの人でも、10年間英語に使わずにいるとペラペラではなくなります。10歳までペラペラだった帰国子女が、日本に帰ってきた後に英語を忘れてしまって、大学受験の英語に苦労しているという悲しい事実があります。

ましてや、数か月の短期留学となると、帰国後の数か月で元通りに戻ってしまう場合もあります。留学中は英語空間にどっぷりつかるため、日本語が少しおかしくなったりする事がありますが、それを犠牲にして英語のレスポンスが良くなります。

しかし、留学後は日本語空間です。どうしても日本語が飛び交います。その中で英語空間にいる時と同じような姿勢を続けると、「留学中はもっと話せたのに」と愚痴を言うはめになります。

留学後もペラペラを維持する対策は次のようなものがあると思います。

 1.日本でも英語漬けを続ける (仕事などをしていると難しい)
 2.日本語脳と英語脳の切り替えスイッチをつくる (大量の情報が必要)
 3.日本語空間でも英語をスラスラ言えるトレーニングをする


私の学校では、3番に重点を置いています。留学中だけフワフワするのではなく、留学後を見据えて地に足を付けたトレーニングをしています。