英語の勘違い3 | インドの校長先生の話 (日本人の英語の話し方)

インドの校長先生の話 (日本人の英語の話し方)

「日本人に最適な英語の話し方」についてお話します。

「英語を聞き続ければいつか理解できるようになるはず。(英語耳ができる)」という考えの人がいますが、残念ながらこれは勘違いです。

言語の場合、「耳から聞く音」 「目で見るスペル」 「頭で考えるイメージ」の3つが一致して初めて理解した状態になります。

「聞き続ける」というのは音だけに頼っています。そして日本人の場合は、英語の音とスペルが合致しない場合が非常に多いです。日本人の認識する音と英語の不規則なスペリングはなかなか一致させる事が難しいです。
また、単語ごとには音とスペルが一致しても、単語と単語が続けて発音されるとまた別の音になります。このような音のリンクを頭の中でスペルに置き換えるのは、そのための訓練が必要です。

方法は以外とシンプルです。

 テキスト付きのリスニング教材を何度も繰り返す
 映画やドラマを字幕付きで何度も繰り返し見る

 
これらの方法を地道に行えば、基本的には「英語耳」ができます。途中から単調な作業になりがちですので、興味ある素材を選ぶ事が重要です。そして、音を一つも漏らさずに理解できるようになるまで続ける事が鍵です。

 書き取り(dictation)
 シャドウイング(shadowing)

などもトライしながら、粘り強く練習する必要があります。