兵庫県芸術文化センター「ドリーム・コンチェルト2024」に来ています。

 


席は3階席3列目のステージ下手寄り。
俯瞰でステージ全体が見れますが、ステージが遠くオペラグラスを持ってきて正解でした。
開演前や休憩中に屋上庭園を鑑賞できるのも3階席の特徴です。

 

 


指揮は若手のMo.出口大地。
曲ごとにオケの配置転換が行われるため、そのつなぎを兼ねて「MCとちょっとだけ指揮(本人談)」として出演されていました。

Mo.大地は先日の「題名のない音楽会」で「左利きの指揮者は数あれど左手で棒を持つのはこのひとくらい」と紹介されていました。
右手で棒を持つ指揮に慣れているせいか、ぎこちなく見えました(汗)

今回の演奏会は、兵庫県芸術文化センターの「ワンコインコンサート」に出演された演奏家が、ソリストとして成長して帰ってくるという企画だそうです。
若手演奏家がソリストとして登場する演奏会、今回はMoを含め全員が関西出身だそうです。

1人目は、Hr.坂東さんで、R.シュトラウスのホルン協奏曲。
神奈川フィルでprincipalを務めておられるそうです。
はじめて聴く曲でしたが、ベートーヴェンぽいというか、モーツアルトをロマンティックしたというか、そんな印象でした。
特に出だしの1発目は eroica? or emperor? という感じでした。

2人目は、Vn.石上さんで、プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲。
2023年末に行った名フィル「第九」では客演コンサート・マスターを務めておられました。
Mc.出口が「挑戦的な曲で、白昼夢を表している」とおっしゃっていましたが、前衛的でいわゆる「現代音楽」ぽさを感じました。
ロマンティックなメロディもありましたが総じて「ぼわぁん」とした不思議な印象でした。その「ぼわぁん」が「白昼夢」なのかなと感じました。

3人目は、Pf.坂本さんで、ガーシュインのラプソディ・イン・ブルー。
オケの音がすごくよく出ていて、オケとPf.坂本が会話をしている感じで、鳥肌が立ちっぱなしでした。
前にジャズ・ピアニスト小曽根さんの即興たっぷりの演奏を聴いたことがありますが、今回はクラシック・ピアニストらしいアプローチでした。
Tpがミュートで「ワウワウ」させているところもオペラグラスを使ってばっちり見れました。

 


今年のhpacオペラは「蝶々さん」。
開演まで2ヵ月を切りました。まだチケット買ってないけど間に合うかなぁ…。

 

 


西宮ロータリークラブ presents
ドリーム・コンチェルト2024
ROAD to DREAMS~夢へとつづく道

プログラム
 ハチャトゥリアン:組曲『仮面舞踏会』~「ワルツ」
 R.シュトラウス:ホルン協奏曲 第1番 変ホ長調 op.11 *
 プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 二長調 op.19 **
 J.シュトラウスⅡ:喜歌劇『こうもり』序曲
 ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー ***
演奏
 指揮・MC:出口大地
 ホルン:坂東裕香 *
 ヴァイオリン:石上真由子 **
 ピアノ:坂本彩 ***
 管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団

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