ザ・シンフォニーホール「運命×カルミナ・ブラーナ」に来ています。
急に暖かくなり大阪でも桜の開花宣言がありました。
シンフォニーホールの前、上福島北公園の桜も咲いていました。
今回のプログラムは、ベートーヴェン「運命」とオルフ「カルミナ・ブラーナ」の2曲。
カルミナ・ブラーナの第1曲と終曲「おお、運命の女神よ」と「運命」かけているそうです。
1曲目は「運命」。
1~3楽章の「陰」から雲が一気に晴れて陽の光が差し込んではじまる4楽章の「陽」へ、飯森×センチュリーの運命を堪能できました。特に4楽章は鳥肌が立ちっぱなしでした。
いきなりメインディッシュが来たような満足感がありました。
1楽章の頭は八分休符からはじまり合わせるのが難しそうです…頭の休符のところで弦の音が聞こえたような!?
2曲目は「カルミナ・ブラーナ」。
オケがピアノ×2台とチェレスタも入る大編成になり、ソリスト3名に100名超の合唱団と児童合唱団も参加する大所帯での演奏です。舞台に載り切らない合唱団は舞台の後ろの客席に配置されました。
1曲目ではアシスタント席に座っていた松浦さんがコンマス席に移っていました。
ラテン語の曲ですが、日本語字幕が投影されました。
テレビなどで使われることも多い1曲目「おお、運命の女神よ」のいきなりの大迫力で度肝を抜かれました。
全曲聴くのは今回がはじめてでした。カンタータ=宗教曲のイメージがありましたが、今日の気候にふさわしい春の情景からはじまり、酒場の博打、恋愛、焼かれてヒトの餌になりかけている鳥のコミカルな姿…まさに世俗的な内容でした。
また「おお、運命の女神よ」の印象が強く怖い曲というイメージを持っていましたが、愉しい舞曲やロマンティックで美しいメロディがあり、かなり印象が変わりました。
終演後は合唱団の最後の1人がハケるまで賞賛の拍手が送られていました。
メインディッシュ2皿、2023年度最後は大満足の演奏会でした。
会場を後に、付近を散策して帰りました。
運命×カルミナ・ブラーナ
プログラム
ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 op.67「運命」
オルフ:世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」
演奏
指揮:飯森範親
ソプラノ:幸田浩子
テノール:中井亮一
バリトン:須藤慎吾
合唱:日本センチュリー合唱団
児童合唱:大阪すみよし少年少女合唱団
管弦楽:日本センチュリー交響楽団
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