11月11日はホイリゲ解禁日。
今年もインポーターさんのご好意で、一足先に我が家にオーストリア版ヌーヴォー「ホイリゲ」が到着しました。
少し前迄はオーストリアワインを扱うお店がほんの僅かだったのですが、最近はオーストリアワインの値が急上昇。
なんでも、ニューヨークのレストランではオーストリアワインが人気で、「赤にしますか?緑にしますか?」とソムリエがお客さんに聞くのだそう。
読者の皆様「んっ?緑?」と思われましたか?
知る人はご存知だと思いますが、緑のワインとは、オーストリア品種のグリューナーヴェルトリナーの事なんです。
さて、今年のセパージュはどんな具合かなぁ?とインターネットでググってみたところ、「ホイリゲ」を扱っているサイトが多いことに驚きました。
とは言え、色々あった2020年。
こうして今年もホイリゲが飲める幸せをかみしめています。
因みに我が家では新酒はホイリゲのみ。
ツァーヘルさんは赤のホイリゲも出していますが、いくら早飲み文化のオーストリアとは言え、赤はイマイチかな・・・・・。
とは言っても、ボジョレーヌーボーを飲む位なら、全然ツァーヘルさんのホイリゲ赤の方が好印象ですので、ご興味のある方は一度飲んでみて下さい。
でも私のおススメはやはり白ですけどね。
こちらがツァーヘルさんのホイリゲ。
今年のラベルはいつもと違います。いつも白のこれより大きめの蝶々が2匹位書かれていて、ちょっと可愛らしい絵柄ですが、今年は薄紫の小さめの蝶々が1匹でエレガントなラベルになっています。
ツァーヘルさん…と言うより、オーストリアの作り手さんはビオや統合農法の作り手さんが殆ど。
ビオと言うと身体に良いとか、スピリチュアルの人等は特に好む様ですが、ビオだからこその問題点も実はあるんです。
例えば地中の微生物をトラクターの重さで圧死させてしまうとか・・・・。
他にも、認証団体が営利目的だったり、ビオの認証を得る為だけに体裁を整える作り手さんがいたりetc。それじゃ、何の為のビオなの?と思う真っ当な作り手さんもいる訳でして…そう言う作り手さんは敢えてビオの認証を取らずにビオで作ったりしています。
美味しいワインを作る為にも畑仕事をするスタッフの健康を守り、経営をしていく上でなるべく自然に沿った、でも必要に応じて最小限の調剤を使う作り手さんもいらっしゃる。
良いワインは飲んでわかる。
私はどの様な作りであれ、畑仕事を惜しまず、飲み手を含めて携わる人が幸せになる事に焦点をあてて作られたワインならそれで良いと思います。
ちなみにツァーヘルさんと次にご紹介するヴィーニンガーさんはビオです。
ホイリゲはウィーンの伝統的な作り方であるゲミッシュターサッツ(混醸)で作られています。
詳細なデータはまだ出ていませんが、インターネットを検索したところ、今年はリースリング、シャルドネ、グリューナーヴェルトリナーとの事。
ツァーヘルさんが気さくなワインとすると、ヴィーニンガーさんは新酒と言えど骨格がしっかりとした緻密なワイン。
新酒の域を越えているのがヴィーニンガーさん。
実は、ツァーヘルさんとヴィーニンガーさん、余り仲が良くないんです。
でも、お2人それぞれの良さがある為、我が家では毎年このお2人のホイリゲを購入しています。
ヴィーニンガーさんのセパージュは、グリューナーヴェルトリナー、シャルドネ、ヴェルシュリースリングを主体に、ノイブルガー、ロートキプラー、ソーヴィニヨンブラン、トラミナー、シルヴァーナとの事。
ツァーヘルさんもヴィーニンガーさんもウィーンでも良い区画と言われるヌスベルクに畑を持っています。
いづれも開栓は14日を予定しています。
ところで、ここからはホイリゲではなくハーブティーのお話。
この記事はワインが到着した11月7日に記述していますが、この日別便で到着したもう1つのオーストリアがあります。
それがウィーンの紅茶専門店デンメアティーハウスのフルーツティー。
私はハーブティーも良く飲みますが、中々気に入ったハーブティーが見つかりません。
妙薬口に苦しと思って諦めかけた時に、いつもお邪魔させて頂くレストランのハーブティーが美味しくて、教えて頂いたのがデンメアティーハウスさんです。
勿論、こちらの紅茶も凄く美味しいですよ。
日本には六本木に店舗がありますが、インターネットでも購入可能。
今回は、ラズベリーとリンゴ、ローズヒップ、ハイビスカス等をブレンドしたラズベリー・ドリームとマンゴー等トロピカルフルーツとローズヒップ、ハイビスカスをブレンドしたマンゴカクテル、ローズヒップ、ハイビスカス、オレンジぴーと苺をブレンドしたフルーツガーデンを購入。
他に私のお気に入りのハッピーデーもおススメです。
因みに、サンプルとして、オレンジピールとルイボスをブレンドしたオレンジルイボスを同封して下さったのですが、オレンジの爽やかな香りがして、私は余りルイボスは得意ではありませんが、これは美味しかったです。
今度、ルイボスも買ってみよう、と思いました、
と言う事で、オーストリア尽くしとなった週末でした。