やはりお誕生日はこちらのお店で! | Salon.de.Yからの贈りもの〜大事な事は全てお姫様達が教えてくれた。毎日を豊かに生きるコツ

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元ワイン講師であり歴史家。テーブルデコレーションを習いに行った筈が、フランス貴族に伝わる伝統の作法を習う事になったのを機に、お姫様目線で歴史を考察し、現代女性の生きるヒントを綴ったブログ。また宝石や精神性を高め人生の波に乗る生き方を提唱しています。

今回はオーストリアの食卓はお休みを頂いて、プライベート記事として投稿させて頂きます。

 

さて、去る122日は私の誕生日でしたバースデーケーキ

 

銀座ハプスブルクさんの前衛となるK.U.Kさんの時代にご縁を頂いてから、お誕生日は絶対にこちらのお料理を頂くのが私の習慣。

尤も、ここ1,2年程は毎月お邪魔させて頂いている換算となりますので、この言い回しは微妙ですが・・・・でも、お誕生日はここじゃなきゃ!!

 

勿論、お誕生日の当日に伺える事はこの10年間で1度しかありませんが、それでも、何が何でも「ここ」なんです(クドイ)

 

と、今回、是非ともご紹介したいお料理が、トマト「舞姫」と蟹の前菜。

 

実は、メニューを渡された瞬間、メニューの前菜欄になまずをソテーだったかフリットにしたお料理がオンリストされておりまして、もう、これ絶対に食べたーいと1人テンションMAXだったんです。

 

ナマズと聞くと、あのグロテスクな姿にギョッとされる方もいらっしゃるかも知れませんが、淡白で癖も無くとても美味しいんですよ爆笑

天然モノなら、土吐きがしっかりされていれば、絶品なんです。

 

が、お店の方が申し訳なさそうに「今日は、なまずが入らず別のお魚になってしまうんです・・・・」とガーン

 

思わず、パンパンに膨らんだ風船がしぼんむ如く「フゥ…」と息を漏らしてから「うーん、じゃ何でもいい(笑)任すよぉ」と投げ槍な大人げない反応の私てへぺろ

うーん、シェフの「なまず」食べてみたかった・・・・グスン。

 

と変わりに、サーヴィスの方々が力を込めておススメされていた、蟹が登場。

 

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↑写真では分かりづらいですが、深いガラスのお皿に入っています。まるでデザートの様な見た目です。


これがね、また、物凄く良かったのよぉ!!爆笑

やはり、お店の方の言うことは素直に聞いてみるものですね。

 

裏ごししてスープ仕立てになった舞姫にほぐしたズワイガニに香草を加えて混ぜ、うえに掛っているのはグリューナーヴェルトリナーのジュレ。

 

柚子の香りが、仄かに香って、どことなく和テイストな感じの前菜です。

これ、ワインも良いけど日本酒とも合いそう。

 

見た目と香りは爽やかな印象なのですが、一口食べてみると、コクもあるの。


実は、中に根セロリのピュレが隠れていて、中々複雑な美味しさ。

単に爽やかさで終わらない所が、11つの完成された味を丁寧に重ね合わせて完成されるのがオーストリア料理。

 

オーストリア料理の深さを感じさせるお料理でしたおねがい

 

フレンチなどで胡麻とか山葵やお醤油を使う方も大勢いますが、こちらは、そういうモノを使わず、徹底してオーストリアに拘るお店。

そこに、柚子をアクセントに使うことで、一歩間違えると、オーストリアの様相をした懐石料理になってしまいかねないことろを、きちんとオーストリア料理として仕上がっているところが、シェフの新しい挑戦なのかしら?(分からないけど)

 

兎に角素敵なお料理でしたラブラブ


今年は思わぬ方々がお祝いして下さり、改めて、色々な方々に支えられているなぁと痛感した誕生日でした。


そして、前日まで酷い風邪を引いていましたが(だか、しかし8割り方完治。気合いですプンプン)、それでも、今年もこうして好きなお店で迎えられた幸せに、心から感謝です。


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アミューズです。チロル産の生ハムとホタテ。マルサラとトリュフのソース。
※爽やかな酸味にマルサラか風味付けシェリーでも使っているのかな?と思い伺ったところ、マルサラとの事。思わず「よっしゃ」と小さくガッポーズする私でした。

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じゃが芋を使ったスープ。こちらのトリュフ使いは伊達じゃなくて、ちゃんと使う意味があるところが好き。三種の神器ではありませんが何でもかんでもトリュフやフォアグラを使う方も多いですが、私はそう言うのは嫌いえー?

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苺とグリーンペッパーのソルベ。苺が濃く、普通に苺を食べるより美味しい酔っ払い

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タラをムース状にしたオーストリア版クネルと言えば伝わるかな?

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中はこんな感じ。生のエストラゴンの香りがとても良いです。

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テレーゼの愛したデザート。誕生日の良い記念になりました。