女帝の風紀委員会② | Salon.de.Yからの贈りもの〜大事な事は全てお姫様達が教えてくれた。毎日を豊かに生きるコツ

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元ワイン講師であり歴史家。テーブルデコレーションを習いに行った筈が、フランス貴族に伝わる伝統の作法を習う事になったのを機に、お姫様目線で歴史を考察し、現代女性の生きるヒントを綴ったブログ。また宝石や精神性を高め人生の波に乗る生き方を提唱しています。

テレーゼは縁結びも得意だった話は、チラッと前回お話をしました。

 

昔は、地方によっては領主の許しがなければ自由に結婚も出来なかった時代があった様ですが、マリア・テレジアの場合はそれとは全く違います。

 

あの人とこの人がカップルになったら、きっと理想的な家庭が出来ると言う勘が働いたんですウインク

勿論、結婚する際には、皇帝夫妻のポケットマネーからお祝いも出たのだそうですよコインたち札束

 

テレーゼは多少なりとも旦那さんの浮気の心配はあったものの、幸せな結婚生活を送っていたのでしょう。

 

それだけに、自分の周りにいる人には、みな幸せな結婚をして欲しいと心から願っていたのね。

だから、ご縁があった人にはパートナーの世話もしてあげたんですねラブラブ

 

尤も、政治をやって、国を守る為に戦争をして、家庭の主婦も務めてetcと超多忙な割に、よくぞ他人の結婚の面倒まで見たものだと感心してしまいますほっこり

 

さて、現代はどうでしょう?

 

結婚や出産というライフイベントにはお金が動きます。

国やビジネスとしては、どんどん結婚して、どんどん子供を産んで欲しいと言ったところでしょう。

 

私はどうも最近の「活」ブームに便乗して、婚活・妊活と何か煽られている様な気がしてしまうんです。

 

勿論、積極的に出会いの場を探そうと、婚活する事自体は悪くはないんです。

 

ただ、ある年齢を越えたら婚活を諦めて一人で生きる準備にシフトするとか、年齢に応じて条件を上げ下げしたり、年齢で何かを諦めたりと、いかにもビジネスライクな所がねぇえー?

 

やはり、婚活を謳ってお世話をしたり、アドバイスをする側は、結婚もビジネスと言うか、ビジネス感ありありに感じてしまうんです。

 

20代半ばになって周りが結婚をし始めると、確かに焦るのは私も経験があるのでよく分かります。

 

婚活をされている方々は皆さん、真剣な気持ちだと思いますが、中々結婚が決まらず疲れてしまう方の中には、結婚ではなく、恋愛をしたいと言う思いが根底にある事に気付いていらっしゃらないのではないかと思うんです。

 

そもそも、本当に結婚がしたいのか、恋愛をしたいのかで結果が違ってくると思うんですよ、私が言うのも差し出がましいのですがてへぺろ

 

例えば、仕事で何となく先が見えて来てしまった時や、自分の周囲が結婚ラッシュが始まった時、将来がふと心配になった時、誰かに甘えさせて欲しいとか、パートナーがいたらと思うのは不思議でもないし、恥ずかしい事でもありません。

 

ただ、結婚と言う現実を引き受けてまで必要なのか、今は恋愛と言う刺激と癒しを必要としているのかで結果も、攻略法(その表現も…)大分違ってくると思うんです。

 

女性の場合出産と言うリミットがあるので、何時までも恋愛を楽しんではいられないと言う現実は確かにありますが、頭では分かっていても気持ちが付いていっていないので、割り切れない。


だからストレスになって疲れてしまうのではないかしら?

 

一概に決めつけてはいけないのですが、子供を望まないのもちょっと似ていると思います。

 

政府は、託児所を増やしたり、手当てを増やしたり子育てをしやすい環境にすれば生むだろうと思っていますが・・・勿論、生活や何かの事情で子供を持つ事を躊躇してしまうカップルは別ですが、産める環境であるのに躊躇してしまうのは、今の生活が楽しいんです。

子供を持つと、色々と制約されてしまうでしょう?

 

TVや友人知人を見ていると、結婚やママになる事のキラキラした良い部分しか見えないから憧れる気持ちはあるけれど、結婚も子育ても、言い方は悪いですが、自分にとって、面倒を引き受けてまで得る価値があるのかな?と迷われているのではないかと思うんです。

 

結局、自分が大切にされていたいんです、男性も女性も。

 

よくアメリカやフランスの夫婦は、仕事と子育てを両立させていると海外のカップルを引き合いにだしますが、彼らは子供が好きなんですよ。


好きで好きで仕方がなくて、何が何でも欲しいんです。

自分の自由とかがある程度制約されても、欲しいんです。

 

でも、日本の場合はそこまで・・・と思ってしまう。

自分の事がまず大事なのね。

 

と言うか、今は今なりに満たされているんだと思うの。


だって、ムッチャ子供が欲しくて仕方がなかったら、貧乏だろうがなんだろうが産むでしょう。

TVでやってる子だくさん家族、あれですよ。


だから多少の苦労はあっても、何とかしちゃうんだと思うのよ。

 

勿論、日本の現状が悪い事ではないし、子供の頃から大切に育てられて、守られて育ってくればずっと守られている側でいたいと言う気持ちを持っても、仕方がないんです。

日本の可愛い文化は、ある意味、子供の文化なんです。

 

婚活も、私達の心の成長が伴っていないから、不発になってしまうんじゃないかなぁ。

 

私はね、1人1人適齢期ってあると思うんです。

 

色々な人に出会って、傷付いたり優しくされたりしている内に、自分はどんな人といるのが素の自分で向き合えるのか、条件とか附属している事なんてどうでも良くなって、シンプルにこの人と一緒にいたいなぁと思える時が来る。


これが真の適齢期だと思います。

 

精神的に成長していないと、結婚や子供を持とうと言う覚悟には気持ちが向かないんじゃないかなぁ。

 

それって、いくら第三者が何かを言っても難しい。


自分の気持に気付くのも、自分の気持を変えるのも、結局は自分だから。

 

話は変わりますが、スポーツの世界はパワハラ問題が続々と明るみに出ていますが、昔はこうだったと言う価値観の違いや、それまでの悪習が膿となって出ていますよね。

 

私はね、これら全てが、人間の本質に沿った生き方になる前の通過点の様な気がするんです。

 

叩かれて伸びる人もいるし、それを苦とも思わない人もいるけれど、人としての尊厳を守った上で、その人にあった指導の仕方をされたい。


理不尽な習慣はおかしいと思う、そう言った当たり前の方向に軌道修正をされている最中だと思うんです。

 

そう思うと、これまでの様に条件がこうだとか、年齢で条件を上げ下げするとか、結婚=人生のビジネスの様な考え方は、そろそろ終わるんじゃないかな?個人的な考えだけど。

 

それと共に、これからは結婚制度とか家族と言う在り方がどんどん変わって行くような気がします。

 

もっと自由に。


例えば、バリバリキャリアでやってきた女性でも、結婚と言う制度に縛られない状態で子供が持てるようになったり、ずっとシングルでいても老後は老後で困らない様な世の中に変わっていくんじゃないかな?

 

そうやって経済的なしがらみに捉われずに、男女が自分の本当の気持に沿って、ちゃんと魂と魂で結ばれる様な関係を築いていく事が出来る様な・・・・多分、現代人は新しい在り方を求めているんだと思います。

 

その位、私達の心や考え方は、1つの制度に収まらない位多様化している様な気がします。

 

婚活に疲れてしまった人は、今はちょっと辛い時期だと思いますが、きっと後で振返った時、あの時期があったからこそ今の自分があると思える日が絶対にありますよ。

 

アドバイザーさん達のアドバイスも大事かも知れないけれど、1人1人個性が違うんだもん。

適齢期も、結婚や恋愛のスタイルも違って当然。

 

時間がかかっても良いから、悔いのない様にね。

 

だから・・・・・

 

ド~ンマイ!照れ

 

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