先日、何気なく思い立って自宅に近い神社に行って来ました。
我が家から徒歩10分弱にある「足立神社」
我が家は毎年、足立神社さんからお札を頂いておりますが、大きな神社や有名な神社ばかりに足を運んで、氏神様は知らんぷりと言うのは余りに失礼ですよね?!
ゴールデンウィークは氷川神社に行って来たので、氏神様にもちょっと顔見せです
参道200mのこじんまりした静かな神社。
中々、器量良しの凛々しい顔立ちをした狛犬が鎮座している鳥居の前で、どの神様をお祀りしているのか拝見すると、ナント、思いの他沢山の神様をお祀りしています。
猿田彦命を筆頭に、天鈿女命、天照皇大神、倉稲魂命、別雷命、菅原道真公、木花咲耶姫命 應神天皇、大山祇命、事代主尊、清和天皇照大神との事
「へぇ~、木花咲耶姫もお祀りしているだぁ」と、最近、よくお見かけする木花咲耶姫が、近くにいらしたなんて・・・これも巡り合わせなのでしょうね。
幼稚園の頃は園でお弁当を持ってどんぐり拾いに訪れたり、中・高生の頃は盆踊りで訪れた事はありますが、当時の神社は、周囲にもっと鬱蒼と木があって見通しが悪く、変質者の出没が多かった危険な場所でした
最寄り駅まで徒歩5分弱の我が家では、駅とは反対方向に神社がある為、足を向ける事もなかったんです。
両親が他界し、お札を買いに行くのが私の役割になり、身近に感じる様になりましたが、時代と共に神社の周りも民家が建ったり、木を伐採して遊具を置き、親子が遊べるような環境に変わった事で、神社にも人が戻って来たようです。
1社、1社、ゆっくりと拝見して、改めて境内を眺めると、ふっと「良い街に生まれたなぁ」と感じた時、心なしか、爽やかな風が吹き抜けて行った様な・・・・・。
以前、宮司さんの家系に嫁いだと言う女性から伺いましたが、今は後を継ぐ人がいない為、神社がどんどん無くなっているのだとか。
えっ、神社ってなくなるの?と驚きましたが、私達が普段「神社巡り」と大騒ぎをするのは、確かに一部の大きな神社か、パワースポットと呼ばれる有名な神社だけですものね。
道中、歩道橋から足立神社方面を見た時、こんもりと木が密集している箇所があり「あぁ、あそこが神社だな」とすぐ分かる。
思い返せば、大宮の氷川神社は、湧水が湧きだしている事に並々ならぬパワーを感じて、神社を建てた様に、昔から神社を建てる場所には、良い気が溢れているか、邪気を封じ込める為に建てたと言われています。
どちらにしても強い気と言うモノがあるのでしょう。
そして、そこに人の気が集まる事で、気がパワーアップしていくと思うんです
それだけに、人が集まらない神社って、どんどん気が弱くなってしまうと思いませんか?
我が地域の氏神様は、昔々は、地域一帯を守っていた力のある神社さんでした
それが、神社に携わる方以外、人があまり寄り付かなくなって、変質者の格好の場所にまで落ちてしまった。
ただ、幸い、敷地内を残して周りに家が建った事で明るさを取り戻し、公園を作った事で、人がまた戻ってくる様になった。
人気(ひとけ)が出来れば、近所の人もお参りしやすくなりますよね。
この様に、廃れずに我が神社さんは建っています
が、人々の祈りの力で生まれた神様たちが、人から忘れられて、消えて行くって、なんだかとてもお気の毒。
宮司さんの家系に嫁がれた女性は、神社を残す為にFacebook「神社っていいね」を通して神社さんの紹介をされていますが、私達も、遠くの有名な神社も良いですが、先ずは身近な神社さんを大切にする事が先の様な気がします。
何が出来る訳ではありませんが、「いつも有難う」とか「来ちゃったぁ」でも良いと思うんです。
きっと、神様だって人と話したいんだと思いますよ。
この後に2つ鳥居を潜ると社殿に辿り着きます。