以前、貯金もせず、ひたすらブルゴーニュを飲み続けた時期がありました。
その後、オーストリアワインを集中的に覚える為、フランスワインから遠ざかって大分経ちますが、久しぶりのブルゴーニュワインです。
今回購入したのは、デュジャックのモレ・サン・ドニ・ブラン2011とロブロ・マルシャンと言う若手の作り手のシャンボール・ミュジニ2012。
デュジャックは奇をてらったところがない安定感のある作り手。
村名クラスの格付けながら、モレ・サン・ドニ・ブランはしっかりとして、いつ飲んでも美味しいワイン。
私はACブルゴーニュなら、このモレ・サン・ドニ・ブランが一押しですが、数年前、フレンチレストラン「シェ・イノ」に伺ったところ、グラスサーヴィスにオンリストされていました。
思わず「あっ、私このデュジャックの白、好きなんですよねぇ」と言ったところ、シェフソムリエの伊東賢児さんも「良いですよね、これ!」とお墨付き。
ピュリニーモンラッシェの様な華やかさや、ムルソーの様なひねた感じのニュアンスはありませんが、敢えて言うならば、コルトンシャルルマーニュを小ぶりにした様な感じ。
オマールを使ったサラダなどにも対応可能と守備範囲は広いです。
ブルゴーニュも高騰が止まらず、今では¥9,500.-ですが、¥7,000代で購入。¥7,000なら即買いです。
次にロブロ・マルシャン。彼に親身になって指導をしたのは、大スター、ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエのクリストフ・ルーミエとユドロ・パイエのドミニク・ル・グエン。
この二人が関わったのなら、無視出来ないでしょ!!
特に、ルーミエのアムルーズ(恋する乙女たちと言う名の畑名です)
は、個人的にはヴォギュエよりも好きです。
※凝縮感はヴォギュエの方があり、スケールの大きさを感じますが、押しの強くない、微妙な陰影はルーミエ。スミレの花の香りがあります。
期待はされているものの、今のところまだ知名度が低いので、値段はお手頃です。
作りはリュット・レゾネと言う減農薬栽培で、除草剤や殺虫剤は一切使わず、天然酵母を使用。
シャンボールのエレガントさを、どう表現するのか期待がかかります。
家で飲むのは多分秋頃。
今回は、紹介のみで失礼します。テイスティングコメントは、またの機会に。