実写版「シンデレラ」が公開されます。
何でも、苛めに耐えるプリンセスではなく、自分の力で人生を切り開いていくプリンセスとして描かれているとか。
ブログでも、お伽話のプリンセス達も幸せを手に入れる為に、数々の困難に打ち勝って来たと申してきましたが、やっと、弱々しい受身のプリンセス像から、本来のお姫様像である、「幸せを手に入れる為に人生を自分の力で切り開く」強いプリンセスと言う視点で描かれた事は大変嬉しく思います。
クドイ様ですが、子供の頃絵本で読んで貰った、良い子でいれば王子様が現れて幸せにしてくれる、魔法使いが現れて王子様に会わせてくれる、だから優しい良い子でいないとダメですよ、と言うストーリーは幻想です。
その証拠に、楚々とした良い子の貴女より、性格に裏表がある美人がモテる現実を、貴女は、どう説明しますか?(笑)
お姫様こそ、うかうかしていたら、自分の置かれた地位から転落し、不幸で惨めな一生を送らなくてはならない立場にいます。
そうならない為にも、優雅に微笑みを絶やさず、誰にでも親切に接しながら、しっかりと自分の意見は主張する。
主導権を譲ってはダメなんです
万人の幸せを考え、最良の決断を下すのがプリンセスです。
皆を幸せにする事が高貴な者の義務なのですから
日本では女性は男性の言う通りにしている事が女性らしいとか、奥ゆかしいと思われてきました。
少なくとも、表面上は、男性の好みに合わせて、控えめにする。またその方が喜ばれると思う方も多い事でしょう。
でも、皆さんご存知ですか?
外国のお姫様だけではなく、日本でも武家の女性など地位の高い女性は、しっかりとリーダーシップを取っていたと言う事を!
男性達は外で闘っています。
その男性をしっかりサポートし、自分の与えられた役割をしっかりこな
す事がパートナーである女性に求められた事です。
男性が留守の間は、女性が当主に変わって家臣に指示を与え、切盛りをし、民衆の相談に答え、夫の不在に、敵が攻めてこようものなら、家臣を叱咤激励し、共に戦うのが、和洋を問わず、最高レベルの女性の生き方だったんです。
時に、パートナーを励まし、決断に迷った時は助言を与える。
身分ある女性は、強く逞しかったんです。
隷属的に男性に虐げられ、時代劇にある様な、悪代官の慰み者として、帯をクルクルされ、叫ぶだけの女性は、教養の無い庶民や農民の女性だけです。
このお馬鹿な女性像をずーっと私達は引きずっていると言う事です。
外国でも、フランス宮廷では、女性の地位は高く、発言権も要職を斡旋する力も持っていたんです。
その女性の権力が低下したのは、革命によって、市民中心の社会になったからです。
男性優位な市民文化が、身分の高い女性達に入ってきた為に、全ての女性は日陰の身になってしまったのです。
現代の様に、女性が自由を手に入れる迄、どれ位の年月がかかり、どれだけ多くの女性が戦ってきた事でしょう。
武家の女性や王妃達の生涯を見て下さい。
男性であるパートナーを盛り立てながら、自分も対等にパートナーとして自分の仕事をしているではないですか?!
まさに、愛とキャリアを手に入れています。
彼女達は王女様に生まれたから、愛とキャリアを手に入れたのではありません。
確かに、生まれ落ちた家柄で、決まる未来はあるけれど、幸せになれるかなれないかは、本人の努力次第です。
ぼけ~っとしたまま、大して幸せにもなれずに死んでいった王妃だっているのです。
リッチな男性に憧れる女性は沢山います。
仕事が出来る男性の傍らに寄添って、カップルでパーティーに出席出来たら素敵、と夢見る女性もいるでしょう。
しかし、皆さん、ここが大事です。
女性がしっかりしていないと、パートナーが困った時フォロー出来ませんよ!
普段仕事で忙しい男性は、全てに目を配る訳には行きません。
むしろ、仕事で忙しい男性は、マナーを覚える暇はないのです。
仕事がデキても、スマートな印象を残せる人は多くはありません。
マナーが分からず戸惑う事もありますし、予期せぬハプニングもあります。
その時に、さりげなくフォローが出来るのは、パートナーである私達女性です。
知識が無かったり、何でも男性の言う通りにしか動けない女性ならアタフタするだけで、共倒れになってしまいます。
その様な意味では、女性こそ、自分の意志で人生を切り開いて行かなくては、その先に幸せはありません。
そんな女性は男性からお声がかからないと心配ですか?
能ある鷹は爪を隠す。
何も、「私は何でも出来ます」と武装しなくて良いんです。
かと言って、何も出来ない女性を装う事もありません。
貴女をパッと見て、勝手に「出来る女性=手強そう」と思う男性は、それだけの男です。
ソツのない女性をみて、後ずさりする様な男に出世は望めません。
つまり、貴女を幸せに出来る能力は無いという事です。
自尊心の高い男性は、しっかりとした貴女を自分に相応しいパートナーとして見るでしょう。
そして、その様な女性をパートナーとしている男性の格も上ると言うものです。
対等に影響を与え合える、理想的な恋愛とは、未来を切り開こうと言う意思と努力によって作られるのではないでしょうか。