望めぬ世界はないと思います | Salon.de.Yからの贈りもの〜大事な事は全てお姫様達が教えてくれた。毎日を豊かに生きるコツ

Salon.de.Yからの贈りもの〜大事な事は全てお姫様達が教えてくれた。毎日を豊かに生きるコツ

元ワイン講師であり歴史家。テーブルデコレーションを習いに行った筈が、フランス貴族に伝わる伝統の作法を習う事になったのを機に、お姫様目線で歴史を考察し、現代女性の生きるヒントを綴ったブログ。また宝石や精神性を高め人生の波に乗る生き方を提唱しています。

ポンパドゥール夫人。平民の出身でありながら、国王ルイ15世の寵姫となり、美貌と豊な教養でヴェルサイユに君臨したロココの女王。

その当世一代のエレンがンス、彼女のエスプリは時を越えた今でも語り継がれる程です。王冠2

彼女の幼い頃、徴税役人だった父は横領の罪をかぶり国外追放となり、母の愛人であるトゥーネルの元で、歴史、声楽、朗読等、一流の教師について最高の教育を受けて育ちます。

幼い頃からの彼女の夢は王妃になる事。勿論、国王には既にマリー・レクサンチカと言う正妻がいましたが、度重なる出産に嫌気をさした王妃は、ついに国王を拒絶したのです。

そこで寵姫の座を巡って、女性達の間では熾烈な争いが繰り広げられていたのです。叫び

幾ら、サロンの花と噂されている彼女とは言え、ヴェルサイユに部屋も与えられていず、ましてや平民出身ですから、普通なら国王にお目通りが叶う可能性はゼロです。

しかも、寵姫候補は掃いて捨てるほどいるのですから。

「望めぬ世界はないと思います」

ある午後の一時、弟アベルは、一女を設けて幸せに暮しているのに、未だに国王との結婚を夢見ているらしき姉に「神か悪魔か、兎に角叡智を越えた力が及ばない限り、そんな幸運に恵まれる筈はない」と諭した時に、彼女が言った言葉です。むっ

勿論、幸運が訪れる様、彼女は努力を惜しみませんでした。

しかし、彼女の周囲にいる人は皆、何を馬鹿な事をと思っていたのです。

これに近い事って経験したことはありませんか?

データ好きで現実的な男性は、女性が「こんな風だったらいいなぁ」と言うと、大体こう言います。「無理にきまってるよ」と。

でも、そうでしょうか?

一時の憧れは置いておいても、ずっと夢に描いてきた事は意外と叶う物なんですよ。

勿論、ちゃん努力をした上での話ですが。

それは、心のどこかで「それが現実になる」と言う事が分かっているから、諦めないんです。

今はただ、その方法と、いつ実現するのかがわからないから不安になるだけ。

夢は叶うと信じられる事も才能です。

努力をしているから信じられるのです。

「願いは叶う」こんな風にダイナミックに肯定出来る人が、遠くまで行ける様な気がします。