「森に暮らし、鳥になった人」の中に収録された2冊目、
「八ヶ岳倶楽部2 それからの森」は開業20年を記念して発刊された本。
本文より
「僕が造った森は、こんな立派な大人になりました。今はゆったりと森の世話人です。」
八ヶ岳南麓に家族を連れて移り住み、野良仕事の毎日(手入れされてない荒れ果てた人工林に分け入り、光の入らない森を間伐し、樹を植え、草を刈るの繰り返し)、10年もの間、少しずつ何カ所かの雑木林を造っていき、
それが本来の目的ではなかったが、一番便利な場所に造った森の一つをパブリックスペースとして解放することになったことからのお話です。
林の長老「アカマツ」・・・ここは、赤松林だった。背が高く光を好み、枝いっぱい広げて光を吸収する。他の植物が育たないのでこの木だけ残して他を切利、残った一番おじいちゃんの木
・・・から始まって
シラカバ、ツリバナ、アオハダ、コナシ、オカメノキ、コアジサイの話
ギャラリー、中庭、枕木の道
それから
「ついにやって来たイヌワシ」の話。
イヌワシは生きた動物の肉しか食べない猛禽類の王様。イヌワシのつがいが生息するのは、
100キロ四方と言われていて、その範囲の中、十分な餌を確保できる場所にだけ生息する・・・そのイヌワシが八ヶ岳倶楽部の上空を滑空した姿を見た光景、ここを終の棲家にしてほしいという願い。
私も見てみたいなあ・・・
私が八ヶ岳で見たのは、ノスリが滑空しているところ・・・
それでも 十分感動しました。
飛ぶ速度って早いんですよね~、あっという間に遠くに行ってしまいました。
この章の終わりの文章は孫の柳生耕平くんでした。
このあと
柳生さんは、野鳥の会会長になります。
その鳥の話が 収録された3つ目の「柳生博、鳥と語る」です。
また次回に書きたいと思います。