ウイン狂想曲 | 劇団りばうどの舞台裏噺〜零細一口馬主劇場〜

劇団りばうどの舞台裏噺〜零細一口馬主劇場〜

一口馬主、POGの備忘録。零細ノルマンディストです。ウインとシルクにもお邪魔しています。
非常にライトな乗り鉄話もします。どれも薄味ですがよろしくご覧下さいまし。

楽しい劇団メンバー達
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ウインレーシングクラブ2021年度第一募集が先日締め切られ、本日結果が出ました。

応募された方…既存の会員も、ウインという新天地に夢を抱いた方も、それはさまざまな思いで以ってその結果を見つめたことかとおもいます。


さて、このウインの募集ですが、戦前から「ちょっと大変なことになるかも」という雰囲気が充満していました。


それは、ウインレーシングクラブという単体の枠組みからくるものではなく、一口馬主という業界そのものが飽和しきっていることからくる余波からでしょうか。


自身がメインと決めたクラブ(ノルマンディ)も、ここ数年あまりに厳しい状況が続いています。

そう。本当に馬が取れない(泣)


ノルマンディですらこんな感じで、天下のノーザン系クラブではもはや既存の会員ですら「なんとか取るための選択」に走らざるを得ない状況。勿論、実績が反映されるクラブにおいては、一部の会員はそのような話、どこ吹く風でしょうが。

大多数のクラブ会員は最早大きな2択を迫られます。

即ち、「メインクラブの中で出資できる馬になんとか出資する」か「新たなステージを開拓する」とい二つ。




このため業界で圧倒的シェアを誇っていたノーザン系クラブから、ノルマンディ、広尾、DMM、ユニオン…そしてウインんといったクラブに手を広げるオーナーが急増している。これは、ここ2年くらいの流れでしょうか。


前置きが長くなりましたが、これがウインというクラブを取り巻く実情であり、この世界観を蔑ろにして、今年度の出資方針について語ることはやはりナンセンスなのです。


ウインのカタログ、動画などの詳細が公開されてからこれはおそらく一番人気になるだろうなと思っていた馬がいました。そう、ウインアルテミス×シルバーステート(牝)です。

シルバーステートの快進撃は言わずもがな、ですが、大事なのは「シルバーステートという馬がこれだけの実力を示している」ということにつきます。

未完の大器として名高いあのシルバーステート。

一口に手を染める人間なら彼の仔をいらないという人はいないでしょう。そんな思惑をドギツく体現したのが、少し前にシルクで行われた募集。サダムグランジュテ×シルバーステートが一番人気になっていました。


セレクトセールでも初年度産駒からfeeに釣り合わないような落札額を叩き出していました。


そしてわたくし、シルバーステート産駒を持ちたいがために一口を始めた、このわたくしです。勿論ウインアルテミスについては無条件で申し込みをいたしました。


その他は申し込みの中間報告が出てから、ともおもいましたが、これはどんな状況でも申し込みたいという仔をまずは申込みました。


○ピエナビーナス×エピファネイア

○コスモメリー×ゴールドシップ

○サマーラグーン×ゴールドシップ

○コスモアキレア×ゴールドシップ

○ウインペイザージュ×キズナ


です。



正直アルテミス、サマーラグーン、ピエナビーナスはもとより激戦の抽選だろうと踏んでいました。

アキレア、ペイザージュあたりはなんとか軽い抽選くらいで収まってくれないか…メリーは無風で頼む…などと思っていたのです。


そして、1回目(8/6)時点の中間発表です。



これ見て他の皆さんどう感じたのでしょうね。

とりあえず2強と目されていたアルテミス、クリスタルは即死and大規模抽選会確定コース。アキレアがかなりやばそう…といったところでしょうか。

この時点で全体的に満遍なく売れ進んでいる感じはしていました。まあ、それでも幾らか数打ったのでそこあたるでしょ?的な楽観がありました。メリーは耐えてくれるのでは?そしてペイザージュ小さいからか売れていないな…これはいけるか。と。


ところがどっこい。

これが、二回目の中間発表。(8/11)



※切れていますが、マリアベロニカは残124です。




これにはちょっと戦慄を覚えました。

小さすぎて誰もが様子見したかっただろうプリメーラですら抽選確定コース。

メリーも…これ死んだわ、と。

この時点で抽選になっている馬達にだって、この後もラストアタックが大量に仕掛けられるのは自明の理。


これ下手すりゃ何も取れねんじゃね?


相当焦っていたのを覚えています。


ここでTwitterでお世話になっているフォロワーさんから光明が差してきました。


汝、コスモプラチナを買うべし、と。



そして、現状ギリギリ耐えてくれるだろう馬をピックアップする必要に駆られました。


「よし、せっかくウインに入ったのだからやはりいきますか、サマーエタニティ!」


というわけでおかわり応募は以下の2頭。


○コスモプラチナ×リオンディーズ

○サマーエタニティ×ロードカナロア


リオンもカナロアも、一度は出資してみたいと思っていました。これは出会いです。もう、そのように信じるしかありません。


そして来ました最終状況。




やばすぎっしょ(小並感)

マリアヴェロニカの売行き、一体何なんや?



ただ、この時点で何と二頭の出資が確定。

○ウインペイザージュ

○サマーエタニティ

です。

まだ馬体重が発表される前、これだけ安安とブライトの下が手に入るなど誰一人想像もできなかったはず。

カタログではなかなかの辛口ですが、遅生まれゆえの変化を見せてくれれば嬉しいですね。問題はペイザージュ。あなた2月生まれよね?(汗

キズナ産駒らしいフォルムの良さは以っていますし、カタログ評価は最上位。期待しましょう。



そして今日。

いよいよ抽選の結果が発表されました。



やはりといっては何ですが、アルテミスは落選。

エピファネイアのピエナビーナス、唯一のゴルシ牝馬アキレアも落選でした。


ただ、カタログ評価もよかったサマーラグーン、個人的に欲しかったコスモメリー、そして追加であわてて狙いに行ったコスモプラチナもゲットすることができました。

コスモプラチナは日頃からお世話になっていいるフォロワーさんともおな馬ですので楽しみしかありません。


さすがに全部取れていたらかなりお金もきつかったので、程良い結果になったと思っています。


余談ですが、実績がなくてもアルテミスやクリスタル、エルデストをゲットした猛者もいらっしゃるみたいですので、ウインには一抹の望みが残されているようにも感じています。



【予備資料】一次募集の必要実績と総申し込み口数


うん。やばいね。



今後の出資方針ですが、思っていたより取れたのもあって、結構満足しています。

迷っているのはエピファネイア産駒。やっぱ一度は持ってみたいよね?

あとは、様子見できるなら良厩舎のエーシンマリポーサとシュフルールかしら。シュフルールは安いし、結構揺れています。

杉山厩舎にも一度お世話になりたいね。

これはノルマンさんを待ってみましょうか。



今年からウインに軸足乗っけてやっていくと決めていました。二次募集も期待しています。