主人の保険の更新で、生命保険会社の担当者が来られました。


昔は、保険のおばちゃんといえば、資料の詰まった大きなカバンを抱えて、少し疲れ気味の女性でしたが、時代は変わりましたね。


初めましての方(昔からお世話になってる方が引退されたので)で、ちょっと緊張しました。


ドアを開けると、ブラウンの綺麗なロングヘヤー、香水が仄かに香り、爪はきれいにネイルされて小粒のパールが可愛く乗っています。


圧倒的なエネルギーを感じました。


生活感は全くありません。


おお〜!って感じでした。


もう、保険のおばちゃんなんて呼べないです。


色々と話しているうちに、光ちゃんの写真が目に止まったらしく


「光一君のお父さん、うちの偉いさんなんですよ、知ってました?」


「はい!知ってます」


「お父さん、めちゃくちゃカッコイイ人ですよ」って。


ふん、そらそうやろ、あの光ちゃんのお父様だからね。


もうちょっと突っ込んだ話を聞きたかったけど、ぐっと我慢しました。


あんまりミーハーも、、、ね。


リビングに、未だに彼女の残り香が漂っています。