あなたが、一番認めて欲しかった人に、そうしてもらえなかったなら。
あなたが、一番愛されていると感じたかった人から、そう感じられなかったなら。
大地に、その悲しみと欠乏感を話してごらん。
何千年もの息吹を讃えた大地は、あなたの涙を深く深く理解してくれる。
あなたの雫が地表から宇宙のコアに染み入る時、そこにある愛に木霊して、あなたも、ちゃんと愛されて認められていた事を知る。
目の前に居る誰かからじゃなくても、もっと壮大な天から愛されて生かされている事に、ハッと気付く。
その気付きは、あなたの尊厳に着地して、誰に愛されるでもない、まず、あなたが自分自身を最大限に認めてあげる大切さを、あなたの記憶に呼び覚ます。
承認という甘い蜜を必死に探し続けて身も心も疲弊する旅に時間を浪費する程、人の命は長くない。
だからもう、あなたが今まで頑張ってきた事を、あなたが褒めてあげて。
あなたが夢見てきた、何度つまづいても、それでも大丈夫と両手を広げて受け止めてくれる誰かの役を待つ代わりに、自分で全身で受け止めてあげよう。
あなたが一番知っているのだから。必死に生き抜いてきた、あなたを。