青空に、顔をしかめる
アスファルト。
散らばった悲しみを
一つ、又一つと
あなたは拾い集める。
柔らかな日差しでさえ
あなたの震える腕を
嘲笑う様に、影となって
追いかける。
倒れたままの自分を
救い出すために
自分を縛る過去を
解き放つ決心をした
あなたは、戸惑いながらも
すすけた慟哭を
拾い集める。
重くて背負い切れない程の
それを、あなたは
引きずりながら木の下まで
運んで、そして火を
つけた。
小さな火の子供達が
一気にモンスターの様な
大きな炎となって
あなたの悲しみを
燃え尽くす。
チリチリと音を
たてながら、あなたに
別れを告げる。
もっと早くこうしてあげれば良かったという微かな後悔。
やっと楽に
してあげられるという
自分への安堵。
又、知らない間に
もう別れを告げていい
過去が自分の中に
積み上げられて
前が見えなくなったら、こうして
燃やしてあげよう。
拾い集める事は
自分に、かたをつける事。
また新しく歩き出せる
という事。