普通、病院へ行って治療を受ける。

が、現代の病院は多種多様化しており、どこの何かへ罹れば良いかわからないうえに、病院へ行ったからといって必ずしも治療が受けられるわけではない。

それゆえ、民間療法が大流行した。

巷では怪しげな団体が蔓延り、怪しげなカルト教団やセミナーと称し人とカネを集める。

人の命の値段は!?

価値は!?

たぶん…金に劣るのだ。

金を積めば最先端の医療が受けられるシステム。

今の世はそういう世の中だ。

何時からか、人の命も健康もカネ次第となった。

人は生まれてから死ぬまで、金のあるモノだけが幸福を得られる世の中となり、価値を左右する世界となった。

とある宗教団体で、救いを求めて大勢の人間が訪れた時代があった。

人々は、健康と富を手にして【幸福】になりたくて、救いを求めた。

だが、誰も救いの手を持たない。

そこでは何かを得るには、努力と忍耐と知恵を使い、力無き者は金を使い地位と名声を手に入れる。

何かをなすべきものには、地位と名声が手に入る。

それはある意味人の幸福感ではあるが、人々が真に求めた幸福ではなかった。

また、病院も同じ。

病に倒れた人々は病院へと向かうが、人々の望む治療とは!?

人は皆健康でありたいと望む。

幸せでありたいと望む。

けれど人の世を支配するのは金。

医者もまたカネ次第。

人の価値は病気や怪我をした時に知る。

病院へ行っても健康にはならぬのだ...