私の右腕は、少し前まで感覚的に義手(つけたことはない)のような、借り物の様な感覚だった。

そう、怪我してギプスシーネを付けた時、痛んだ右腕が別物に取り付けられたような感覚。

術後、激痛で感覚麻痺になった時、自分の腕が無くなり借り物を取り付けたみたいな感じだった。

ずっと自分の腕としての感覚がなくて、次第にその感覚になじんだ…という感じ。

重くて鈍くて痛くて…必要だけど邪魔なものという、とても複雑な感覚で、いつまで経っても自分の腕にならない。

そのうち首まで痛くなり、背中まで…本当に義手をつけているみたいな感覚だった。

時には冷たく硬くなる右腕、ちょっと疲れると浮腫みや痛みが増して動きが悪くなる。

何時まで経っても自分の身体の一部になって行かない...orz

千切れたわけじゃないのに…まるで別物の感覚しかない。

抜釘をすれば少しはよくなるのか!?

たぶん、また違う感覚になって、悩ませる存在になるんだと思う。

ペインでリハを受けて3週間。

義手のような冷たくて重く硬い物質の様な感覚が消えた。

筋肉の硬直感が軽くなった。

痛みやしびれ、物質感はまだあるけれど、硬くて重い感覚がなく、柔軟性があるような感覚に変化した。

今のリハは腕全体のマッサージに運動を取り入れたものだ。

つまり肩全体の動きを調整しながら、腕全体の動き方を診ている感じだ。

以前のリハは肘から先のモノ、つまり手の動きが中心のリハであり、腕そのものに触れていないのだ。

伸ばした状態で上下左右の動きは見ても、腕全体ではなくて部分的な感じだった。

だからいつまで経っても自分の腕という感覚が戻らない。

何か違うんだけど、それがどう違うのか、上手く説明がつかなくてそのままになっていた。

それが何なのか、やっと分かった気がする。

そう腕全体の感覚で、自分の物なのに自分の物でない…身体の一部になっていない感じ。

それと、腕の中の異物感も感じ取れていなかったのだけど、このごろやっとその異物感を感じ取れるようになった。

たぶん、この感覚が私の中で回復感として実在しているようだ。

それはペインで受けるブロックのおかげかもしれないけれど、それだけで右腕の硬直が消えてはくれない。

リハビリの感覚の違いが大きく影響している様に思える。

それが整形で受けたリハビリへの疑惑(不信感)をより確かなものへとするのだ。